『ページターナー』完結編です。
ネタバレなのでご注意下さいね
チャシクが嘘をついてユスルを置いて帰った翌朝…
いつもの時間になってもチャシクはユスルを迎えに来ませんでした。
何回電話しても出ないチャシクを心配してメッセージを送るユスル。
その頃、チャシクはいつもの場所で必死に練習をしていました。
どうしても上手く弾けず溜息をついている時、ユスルからのメッセージが届きます。
『どうして来ないの?』
『何かあったの?』
『お母様は大丈夫よね?』
『明日は何時に迎えに来る?』
『何で来ないのよ!?電話に早く出なさいよ!』
『あんた、どこか悪いの?』
『あんたコンクールを諦めるんじゃないわよね!?』
『私と駆け引きするつもり!?』
『死にたいの!?』
ユスルからの沢山のメッセージを見て、さらに大きな溜息をつくチャシク。
メッセージに返事をせずに、再び練習を始めます。
翌朝、やはり現われなかったチャシク。
ユスルは最初チャシクが言っていた言葉を思い出します。
『そのうち俺が側にいないと探したり、俺の声を聞いたら嬉しくなるようになるぞ。』
そう言っていたチャシク。
突然「違うわよ!そんなの!!」と、大声を出して立ち上がるユスル。
その声に驚くクラスメイトたち。
ユスルは友達にスマホを渡し、チャシクにメールを送ってくれと頼みます。
その様子を見ているジンモク。
『チョンチャシク、最後の警告よ。今夜10時、最後の練習に来なければ、臆病者みたいに逃げたと思ってコンクールを放棄するから。勝手にしなさい!』
ユスルからのメールを見て『何でダメなんだよ?こんなに長い間やってるんだから出来ても良いだろう!?ああ…明日はコンクールなのに、どうすれば良いんだよ…マジで!?』と、自分の手を怒鳴りつけるチャシク。
「助けて下さい、父さん!」と、スマホのミョンセの写真を見つめます。
その日、出かけようとしたジンモクに、帰宅した父が「どこに行くんだ?」と尋ねます。
「進学塾に行く。」と言うジンモクに「そうか。良く考えたな。」と、息子の肩をポンと叩く父。
どうせやっても無駄な事に時間を費やすなんて馬鹿げている…と。
父のその言葉に何も言い返す事ができず「はい。行ってきます。」とだけ答えるジンモク。
その夜、約束の時間を過ぎて…
練習室のドアから中の様子を窺うチャシク。
中ではユスルが待っています。
『只今の時刻は10時10分です』というスマホの音声を聞いて「そうよ、やめてやるわよ!どうせピアノはやめるつもりだったから、ちょうど良かったわ!お蔭で何の未練も後悔も無くやめられれるわ!ありがとう、チョン・チャシク!!」と、勢い良く立ち上がるユスル。
だけど「でも、あんたの今までの情を考えて、あと5分だけ待ってあげるわ!あと5分だけ!」と叫んで、また椅子に座ります。
そんなユスルを見て「今までの情と言うほど、長い間柄じゃないよな?俺たち。」と、やっと練習室のドアを開けるチャシク。
「チャシク!あんた何で今頃来るのよ?電話には何で出ないの?一秒も離れずに守るって言ってたじゃない!」と、驚いて立ち上がるユスル。
「それで、会いたくてたまらなかったか?俺が言っていたみたいに?」と、冗談めかすチャシクに「私は今、冗談を言う気分じゃないのよ!」と怒ります。
「練習は?全部終わったの!?」と尋ねるユスルに、チャシクが「ああ…それが、その…」と返事に困っていると…
突然、ジンモクが現われて『黙ってろ』と言う様に合図します。
もう一度「練習は終わったの?もしかして、できなかったの?だから練習に来なかったの?」と心配そうに尋ねるユスルに、ジンモクに促されるまま「いいや、できたさ!」と、答えるチャシク。
「そう。できると思ってた。一度弾いてみて。」とユスルに言われて慌てるチャシクに、ジンモクは目配せして自分がピアノの前に座ります。
ハイライトの所を弾いてみて…と言うユスル。
「分かった。」と、チャシクが慌てて広げた楽譜を見ながら、ピアノを弾き始めるジンモク。
その力強い演奏を聴きながら、チャシクはユスルが言っていた言葉を思い出します。
『見て。あんたが弾く所はオーケストラの部分で、私が弾く所は合唱のパートなのよ。あんたが力強くオーケストラを作れば、この曲は生きるのよ。』
『いくらそうだとしても、俺が一人でオーケストラのように大きく弾けるんだよ?』
『なんとしてでもやらないと。音を外したりゴチャゴチャと躊躇したら絶対にダメなの。そうやってちゃんとできれば、弾けるのよ。オーケストラのスケールで。』
チャシクのパートを完璧に弾きこなしたジンモク。
ジンモクの隣に立ち「どうだった?」と、尋ねるチャシク。
「完璧だったわ。」
その言葉に驚いたようにユスルを見つめるジンモク。
「完璧だった。芸術的に完璧だった。本当に圧倒的だった。私でもそんなふうには弾けないわ!」と、興奮するユスル。
「マジか?そんなに?」と、ジンモクの代わりに尋ねるチャシク。
ユスルの心からの賛辞は続きます。
「ええ!あんたがピアノを始めると決めた事は、あんたの人生で最高の決断よ!何があってもあんた、絶対にピアノを諦めたらダメよ!分かったわね!?」
今にも泣き出しそうなジンモクの顔を見て「もう一度言ってくれよ、今言った言葉。俺、実は諦めようかと悩んでいたんだ。思うほど自分の才能が大した事ないんじゃないかって。何にもならなかったらどうしよう?って不安で、疑って…。」と、この前ジンモクが言っていた言葉を話すチャシク。
チャシクはジンモクが自信を失って不安になっている事を、ちゃんと分かっていたのです。
「疑わないで。不安にもならず、諦めもしないで。あんたは確実に才能を持って生まれたのよ。私は多くの人を認めたりしないけど、あんたの事は認める。本心よ。もっと言おうか?10回?いえ、1000回だって言えるわ。」
ジンモクの肩に手を置きながら「十分だよ。ありがとう、ユン・ユスル。」と、ジンモクの代わりに答えるチャシク。
初めて聞いた心からのユスルの褒め言葉、そして初めて見る彼女の優しい笑顔を…
見つめるジンモクの瞳から涙が溢れ出します。
練習室を出たジンモクに「オコゼ!今日はありがとうな。」と、呼び止めるチャシク。
振り返り「有難いなら、どんな事をしてでもやってみろよ。怒ってでも、練習してでも。明日のコンクールは必ず入賞しろよ。」と、チャシクに言うジンモク。
「それと…オコゼって呼ぶのをやめろよ!」と言うジンモクに、ニヤッと笑ってウィンクするチャシク。
呆れて歩き出したジンモクの顔には…
穏やかな笑みが浮んでいました。
コンクール当日。
こっそり会場にやって来たユスル母を見つけるチャシク母。
「私はチャシクの母です。初めて会った時は挨拶しそびれてしまって…。」と挨拶するチャシク母を覚えていないユスル母。
「この前、ワイングラスで焼酎を飲んでいたでしょう?ピアノはあげるから子供に人生を懸けるなっておっしゃったでしょう?」と、驚くチャシク母。
「私ではありません。人違いされているようですね。一つ、私はお酒を飲んでも酔っ払ったりしません。二つ、私はピアノをタダで差し上げる事はありません。三つ、子供に人生を懸けるななんて、私は絶対に言いません。」とキッパリ言い切るユスル母。
そのまま行こうとしたユスル母ですが、何か思い出したようにチャシク母の前に戻って来ます。
「私がここに来ている事を、うちの娘に話さないで下さい。負担に感じて逃げ出すかも知れませんから」と。
ユスル母と別れた後…
ロビーでコンクールのチラシを見たチャシク母は、慌ててチャシクを探して駆け出します。
一方、コンクールのポスターを見て驚いているユスルの同級生たちと教師たち。
ポスターには『ゲスト審査員:ヒョン・ミョンセ』と書いた紙が貼り付けてありました。
「まるで、ロナウドがうちの近所の少年サッカーの審判をするよりもありえない事だ!」
「ソロでもなく二つのピアノコンクールのために?」
「審査をするために、オーストリアからわざわざここまで来たのか?」
「一体なぜ!?」
「本当にチョン・チャシクはヒョン・ミョンセの息子なのか?」
…と、世界的に有名なピアニストが審査する事が不思議でならない同級生たち。
その頃、チャシクもポスターを見つけて目を輝かせていました。
すぐにミョンセの控え室に向かったチャシクですが、暫くドアの前でノックしようかどうしようかと悩んでいます。
チャシクが思い切ってドアをノックしようとすると
突然、ドアが開いて、部屋の中に倒れ込むチャシク。
転びそうになるチャシクを抱きとめるミョンセ。
「君がチョン・チャシクなのか?」と、聞かれて「はい!」と嬉しそうに頷くチャシク。
「お父さん、僕に会いに遠くからここまで来られたのですか?」
「うん。そして、なぜ君が私を父親だと誤解しているのか…その事情が気になってね。」
思いがけないミョンセの言葉に、呆然とするチャシク。
必死にチャシクを探していた母は、やっとその姿を見つけます。
慌てて駆け寄って来た母に「全部嘘だったのか?それじゃあ、俺が神童だっていうのも嘘なんだな。どうしよう?それを信じてここまで来たのに。」と言って、自分の手を見つめるチャシク。
「チャシク…」と、言い訳しようとする母の言葉を遮ります。
「考えてみたら、馬鹿げてるみたいに上手くいきすぎた。そうだろう?母さん。たかが写真一枚だけなのに。」
そう言って去ろうとするチャシクを「チャシク!ゴメンね!本当にゴメン!」と、引き止める母。
その手を振り解いて行ってしまうチャシク。
そのままユスルの所へ向かったチャシク。
口紅を塗ろうとしているユスルの隣に腰掛けます。
「俺が塗ってやろうか?」と尋ねるチャシクに「何よ?変態みたい。」と笑うユスル。
ユスルの手から口紅を取り上げ、塗り始めるチャシク。
「コンディションはどうだ?」
「悪くはないわ。あんたはお父さんがいらっしゃっているのに緊張しないの?」
そのユスルの言葉にドキッとするチャシク。
「えっ!?お父さん?何だよ、お前はヒョン・ミョンセ教授が俺の父さんだって信じてないんだろう?」
「いいえ。今は信じてるわ。あんたの昨日の演奏で確信したわ。あんたはあの人の息子で間違いない。」と、微笑むユスル。
「うん…。」と、元気のない返事をするチャシク。
「何なの?声が何で風邪をひいたみたいな声なの?」
そう言って、チャシクの襟元を掴んでグイッと引き寄せるユスル。
「しっかりしなさいよ。昨日みたいに弾けばいいのよ。そうすればお父さんに認めてもらえる。運が良ければ引き抜いてもらえるかもよ。」
「そうなったらお前は悔しくないか?お前じゃなく、俺が選ばれたら。」
手を離し「まあ、ちょっと頭にくるかも知れないけど、悔しくはないわ。言ったでしょう?私はあんたを認めるって。」と、微笑むユスル。
今日の演奏は想像以上に凄いから。期待してくれ…と、大口をたたくチャシク。
「だから、前に言った言葉を必ず守れよ。入賞したらピアノを諦めずに続けるんだぞ。」と、ユスルの手を握ります。
「うん。」と、うなずくユスル。
「俺が保障する。コンクールが終わったらお前は…こんなふうに笑うんだ。俺が必ずそうさせてやる。」
その言葉に嬉しそうに微笑むユスルと、優しくユスルを見つめるチャシク。
その後、審査員席に座っているミョンセの元に向かったチャシク。
お話があります…と。
観客席にやって来たジンモクは、ユスル母が座っている事に気付きます。
軽く会釈をしてユスル母の前に座るジンモク。
そこへチャシクがやって来ます。
「おい!お前、今ここにいてどうするんだ!?もうすぐ始まるのに!」と、驚いて立ち上がるジンモク。
「ソ・ジンモク、頼む!お前が俺の代わりに出てくれ!正直に言う。お前が正しくて俺が間違っていた。俺はヒョン・ミョンセの息子でもなく、天才でもない。このまま俺が出ればユスルの舞台が台無しになってしまう。だけど、今回の舞台はユスルにとって大きな機会になるかも知れない。俺はそれを邪魔したくないんだ。だから頼む。お前が俺の代わりに出てくれ!」
そうジンモクに頼むチャシク。
まだ予選だから交代を認めてもらえた…と。
それでも、暗譜もしていないのに無理だ…と言うジンモクに、「私が楽譜をめくってあげる!」と口を挟むユスル母。
この曲ならあなたの実力を発揮できる…と言うユスル母の言葉に、舞台に上がる事を決めるジンモク。
「お前は大丈夫なのか?」と、チャシクを気遣います。
「もちろん、大丈夫だ。」と、微笑むチャシク。
チャシクの事が心配でたまらないチャシク母。
息子の姿を見つけて駆け寄ります。
「悪いけど、母さん…俺は今一人でいたいんだ。」と、歩き出すチャシク。
チャシクの手を掴んで必死に謝る母。
「本当にゴメンね。お母さんの話を聞いて!母さんもあんたが今どんな気持ちなのか分かってる。」
「分かるって?母さんがどうして分かるんだ?俺が母さんの嘘を信じて、今までどれほど愚かなマネをしてきたのか母さんには分からない!知っていたなら、こんな嘘はつかなかった。」
掴んでいたチャシクの手を力なく離してしまう母。
「俺がそのありもしない嘘を信じて、ピアニストになるってどれほど胸をときめかせたか分かるか?その夢が嘘だと分かったら、どれだけ惨めになるかも分かるよな!?分かっていながら何でそんな事をしたんだ?なぜだ!」と怒鳴るチャシク。
たまらず「あんた、病院で…屋上に何で上がったのよ?あんたもユスルみたいに恐ろしい事を考えたんじゃない!そうでしょう!?」と、叫ぶ母。
ユスルと初めて会ったあの時…
チャシクは屋上から飛び下りようとしていたのでした。
結局、怖くて飛び下りることが出来なかったチャシク。
「屋上へ行った」と言っていた息子の言葉だけで、全てお見通しだった母。
「母さんが知らないとでも思った?どうにかして、あんたを慰めてあげたかったんだけど…。あんたは誰よりも優れているから大丈夫だ!って言ってやりたかったんだけど…」
「だから嘘をついたのか?」
「もし、私が正直に話していたら…あんたの慰めになったかしら?私に似ているから上手くやれるなんて言葉…あんたの慰めになった?私に似たらダメじゃない。他人の代筆をしているような私に似てどうするの?だからそうしたのよ。立派な人と似ていると言えば元気が出ると思ったの。だから嘘をついたのよ。」
その母の言葉に「わ~!マジで!今、母さんが言った言葉…超ムカついた!生きて来てこんなにムカついたのは初めてだ!ついて来いよ、母さん!!」と、母の手を引っ張るチャシク。
いよいよ、ユスルたちの演奏になりました。
向かい合った二台のピアノの前に、それぞれ腰掛けるジンモクとユスル。
ジンモクの隣には、ユスル母がページターナーとして座ります。
ユスルは母が来ている事も、チャシクとジンモクが交代してる事も知りません。
この前みたいにわざと失敗したら、髪をむしり取ってやる…と、ジンモクに釘を刺すユスル母。
その言葉にフフッと笑い「もし失敗しなければ、僕に何をしてくれますか?」と、尋ねるジンモク。
「褒め言葉。」と、一言だけ答えるユスル母。
その頃、母をあの場所に連れて来たチャシク。
「母さんに似ている事が慰めになるかって聞いたよな?しっかり聴けよ!これが俺の答えだ!!」
そう言って…
チャシクはピアノの前に座ります。
泣きそうな顔で息子を見つめる母。
「ヒョン・ミョンセの息子じゃなく、母さんの息子チョン・チャシクが弾くんだ。」
呼吸を整え、ピアノを弾き始めるチャシク。
舞台の上でもジンモクとユスルの演奏が始まりました。
ピアノを弾きながら、ジンモクは昨夜の父親との会話を思い出しています。
ピアノを続けます。
10年後に成功できていなくても後悔はしません。
僕にただ寝る前に『今日は一日素晴らしい日だった』と思える事が重要なんです。
僕はピアノが好きです。
僕の今後10年は面白くなります。
なぜなら僕は…おかしくなるくらい好きな事をするのだから。
…と、やっと父親に自分の気持ちを話せたジンモク。
まるで、ジンモクとユスルの演奏に合わせるようにピアノを弾くチャシク。
チャシクを見つめる母とオジサン。
そして…
チャシクがどうしても弾きこなす事ができなかったパートに差し掛かります。
静かなメロディーから徐々に速度を上げて力強い音へ…
三人が奏でる音が重なり一つの曲へ…
一つのミスも無く、演奏は終わり…
泣きながら拍手をするチャシク母。
立ち上がって「ブラボー!」とチャシクに拍手を送るオジサン。
これが最初で最後のオジサンのセリフwww
いつの間にか…その足を止めて演奏を聴いていた人たちも、チャシクに大きな拍手を送っていました。
同じ頃…
舞台の上で、観客席からの大きな拍手を受けていたジンモクとユスル。
娘の晴れやかな笑顔を見つめながら…
「最高だったわ、ソ・ジンモク。」と、呟くユスル母。
驚いて振り返るジンモク。
初めて聞いたユスル母からの褒め言葉に、嬉しそうに微笑みます。
銅賞や銀賞ばかりが並ぶジンモクのトロフィーの中に…
初めて大賞が加わりました。
それはユスルと共に勝ち取ったトロフィーです。
その隣には、あの日ユスルが母と間違えてジンモクに渡したカーラーが。
『ページターナー』という題名で、小説を書き始めたチャシク母。
部屋の中には、一台のピアノ。
そのピアノの上には沢山の楽譜とメトロノームと…
三人が始めて会った日、ユスルが投げ捨てたあの練習機が…。
新しく写真を飾るユスル母。
写真の中のユスルは満面の笑みを浮かべています。
感動の演奏シーンをどうぞ
Thanks To Jap Elna様
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やっと終わりました~!
三話の始めに『世界的ピアニストになった一人の始まりと、その始まりになった二人の物語』とありました。
世界的ピアニストになったのは誰だったのでしょうね?
ユスルはチャシクとジンモクのお蔭で再びピアノを始め…
ジンモクはユスルとチャシクのお蔭で歩む道を見つけて…
ユスルとジンモクのお蔭で絶望の淵から這い上がったチャシク。
三人がお互いの『ページターナー』なのです。
いくら頑張ったとしても、初心者のチャシクがリストの編曲を弾けるようになるのか?
ユスルがジンモクの演奏をチャシクが弾いていると本当に思うのか?
…等々、ツッコミ所は多々ありますが
そこはドラマです。
だからこそドラマは面白いのです。
子を思う母の気持。
母を思う子の気持ち。
友を思う気持ち。
そして、人生の岐路に立つ三人の想い。
短編だけど、いつまでも記憶に残る素晴らしいドラマでした。
評価は満点です
まだご覧になっていない方は必見ですよ~
それでは長くなりましたが、最後までお付き合い頂いて有り難うございました
画像・動画お借りしました。