お久しぶりです。ヨコレイのカサノです(^∇^)
先日、ルームエアコンの設置に伴いコンクリートのコア抜きを行ないました
コア抜きとは、鉄筋コンクリートの壁、床にケーブル・冷媒管・配管等を貫通させるため穴を開ける工事のことです。新築現場などでは、あらかじめ貫通させる場所がわかっているため、スリーブと呼ばれる筒を入れておき穴を確保しますが、改修現場などではもう建物が出来上がっているため、コア抜きで穴を開けます。また、穴を開ける場所はどこでも良いわけではありません。鉄筋コンクリートの場合一定の間隔で鉄筋があるため鉄筋を避けて穴を開けないといけません鉄筋の場所を探す為に、電磁波レーダーとレントゲンで探す方法があります。今回はレントゲンで調査を致しました
まず、穴を開けたい場所を決めて、X線発生装置を設置し壁裏側にフィルムをセットして撮影を行ないます。
次にフィルムを暗室車で現像して、鉄筋の位置を確認して現場での墨だしを行ないます。
今回は、鉄筋に穴がかぶっているため穴の位置を右にずらして開けることに致しました。
機械をセットして、水を使いながら穴を開けることによって埃が舞わずに作業出来ます。
無事に鉄筋に当らず穴を開けることが出来ました。
レントゲンでは、鉄筋以外のCD管と呼ばれる電線の有無も確認することが出来るため、レントゲンの方が良いようです一方、電磁波レーダーでは電線の確認はできませんが、約300mm以上の厚さになるとレントゲンの写りが悪くなるため、電磁波レーダーの方が良いようです