「愛しい」の塊だった
私の大切な可愛い相棒、啓助オス猫16才
2023年7月25日
お空へ帰って行きました
私はずっと心の中で決めていた、彼がこの世を去る瞬間は絶対側にいるんだと
そうなるに決まってる、ってずっとそう思ってた
だけど現実は
カサカサの白い紙のように無機質に
あまりにも唐突に命が消えてしまった事を突きつけられた
自分でご飯を食べられるようになるまでに復活して日常が戻ったと思っていたのに
この2、3日不意にまた具合が悪くなってしまっていて
だけど、それだって私のせいかもしれない
いつの間にかまた便秘になってしまい、散々獣医の先生と悩んだ挙句何度めかの浣腸をする羽目になった時
それが習慣になったら良くないと思い、新たにネットで買ったサプリを猫用の乳酸菌と信じ飲ませたせいで胃腸障害が起き
そのせいで急に変な声で鳴いたりトイレに行きにくくなったりしたんだ(と私は思っている)
焦った私が病院にサプリを持参し、受診したその数十分後の出来事がケイスケの急変
病院に行きました、とりあえずこんな処置をしよう、元気になるといいね、と
帰宅した数十分後に亡くなるなんて、誰が想像出来ただろう
獣医から戻り、キャリーバッグから開放されたケイスケは特に変わった様子もなく
私は用事を済ませるために外出した
買い物を済ませ、自転車で家に向かっていたら
前から恐ろしく硬い表情をした次男が走って来て
「ケイスケの様子がおかしい」と
さっき病院に行ったばかりなのに、そんな訳ないじゃんと私は思い
息をしていないみたいだ、という次男の言葉は大いに疑いを持って家に入った
そしたらリビングでぐんにゃりと倒れているケイスケがいた
抱き上げたら全身だらりとして、口元が冷たく紫色になっていて舌が少し出ていた
そんなわけない、と思いながら床に下ろすもやっぱりグニャグニャで
ああ本当に
この中にはもう命が入っていないと分かった
どうしよう、どうしよう
本当に死んでしまった
目を開いたままで、口元は紫色だし
絶対苦しかっただろうと思い、
こんなに愛しているのに、たった一人で床なんかで逝かせてしまったこの事実はにわかに信じ難かった
家で仕事中の夫が
変な声で鳴き、前足をばたつかせていたケイスケを見て慌てて電話して来たらしいのに
私が気づかなかったので、次男がたまらず私を探しに外へ出て来たのだった
こんなにあっけない事でいいの?!
あまりにもひどいじゃん!!
2、3日様子がおかしかったとはいえ、元気になってたのにどうして?!
でも今更、調べるも何もない
もう全てが終わってしまった
ただ獣医の先生にはどういう事なのか、直前までケイスケを診ていたんだから教えて欲しいと思い
電話をした
元々どこも内臓疾患も無く、糖尿も貧血も問題なかったはずのケイスケ
亡くなる時の様子を伝えたら、それは脳神経のトラブルだと思いますとのこと
脳卒中、とか脳梗塞、などの極めて突発的な事で
それはもう救えるものではなかったと
あるいは隠れ脱水もあったのかもしれないと
だからこれまでの病状や、サプリなどの事は一切関係ないですって仰っていた
翌日、某獣医さんのインスタを見ていたら
「亡くなる前のせん妄」について書かれており
この2、3日のケイスケの様子とピッタリ重なった
枯れるように亡くなるためには脱水とせん妄という事は避けては通れないらしい
という事は、本当に何かしらのアクシデントが脳内で突発的に起こったことに加え
もう旅立つ準備をしていたのかもしれない
逆算すると本当にそんな感じなのだ
この2日間ほどは、高い悲しげな声でずっと鳴いていて
夜中に朝方に、何度も誰かを呼ぶように鳴いていた
どこが痛いのだろうと、その都度撫でてあげる事しかできなかったけど
鳴き声が辛くて、責められているようにも感じてしまったり
何をどうすればいいのか、皆目見当がつかなくて途方に暮れていたので
正直とても困り果ててはいた
でもずっとここからも一緒に寄り添って
いつまでもどこまでもサポートするつもり満々だったのに
こんなにあっという間に
その未来は絶たれてしまったことが
いまだに納得できないというか、気持ちの整理はつかないままでいる
だけど
納得出来なかろうが、私のせいで変なサプリ飲まされて寿命が縮んでしまおうが
そのせいで私が罪悪感に苦しもうが
そうすることでケイスケがここに戻ってくるわけじゃない
もう違うところに行ってしまったのだから
そういう思考は(納得出来ないとか、私のせいで死んじゃったとか)今は乱暴に切り捨てている、あえてそうしてる
だってケイスケはもういないんだから
だったらもう
今は別の世界に向かったケイスケの旅路を
心から祝福し、愛して
あったかい気持ちで送ってあげる方がよっぽど優しい世界な気がする
ケイスケならきっとそうして欲しいはず
ケイスケの体がここに居なくなってしまった事は
当分うんと悲しいだろう
簡単に慣れるとは思えない
でも絶対に、私がこの世から離れる時、ケイスケは私を迎えに来てくれるんだ
絶対また会える
生まれ変わってこなくていい、私とケイスケとして向こうで再会するんだから
それまで
またねケイちゃん
さよならじゃないからね
また会えるからね
ずっとずっと撫でていた
体は硬くなってしまっても、毛並みは極上のまま
痩せてしまっていても、毛はフワフワのまま
友達が持って来てくれた綺麗なお花と一緒に
お腹に何か乗せられるの嫌いだったケイスケだけど
やっぱり可愛くしてあげたくて。。
私が愛用していた茜染のバスタオルと枕カバー
これでしっかり守ってあげられる
私と一緒に行ってるみたいだ
まるで抱きしめているみたいにね
ケイスケ大好き
ケイスケは世界一の猫で
私の宝物だよ!愛してるよ!
いつか私がそっちに行く時は
絶対絶対迎えに来てね💕💕💕💕