当たり前だけど、猫は人間より歳をとるのがとても早い
啓介と唄子は来月で15歳になる
人間なら76歳との事(by google先生)
大先輩です
唄子は美魔女なので若い時と何も変わってないけど
啓介はすっかり痩せ、オモチャ類には全く興味を示さず、食欲もお通じもそこそこ不安定になってきていて、立派なおじいちゃんぶりを発揮している
私は仕事柄高齢者の人と毎日接している
元気な人も沢山いるけど、しんどそうな人も沢山
それは患者さんを介護する「パートナーのおじいちゃん」
介護をしている「おばあちゃん」は大体パワフルなんだけど
おじいちゃんは本当に大変そうで
いつか仕事帰りに、顔馴染みの患者さんの家族(おじいちゃん)を見かけた
虚な目つきで、誰も乗っていない車椅子を押してた
どこかに奥さんを送って来た帰りだったのかな
夕方だけどまだまだ暑くて、強烈な湿気と熱気が
体調を崩してすっかり黄ばんでしまった肌にとどめを刺しているようで
ああ、人はどんな状態でも最後の最後まで頑張って生きていかなきゃいけないんだな、って涙が出てしまった
また別のおじいちゃん患者さん
食欲が落ちて食べても吐くか下痢をしてしまう
20キロ近く体重が減ってしまった
などという話を聞いても
啓介のようだと思ったら胸が痛くなる
特に重大な疾患は無くても、体力以外に消化機能だってどんどん落ちるんだよね、それが老化
啓介がまだ元気いっぱいだった頃はこんな風に患者さんに胸を痛めた事なんか無かったのに
胸が痛いのと同時に、なんとも言えない愛おしさも感じる
生きてるね、頑張ってるね、偉いねって
どうしても老いて弱っていく姿を重ねてしまう
猫と一緒にすんな!って患者さんには言われそうだけど
命の繁栄に姿形は関係無いと思うのよ
ずっと一緒だよ〜💕💕💕
愛しい啓介💕💕💕