いつも行くお気に入りのお店で仕事帰りに寄り道してた
簡単に買い物していつでも夕飯を作れる算段を取り
お気に入りの店で美味しいお酒と料理を堪能していた
ふとスマホに着信
母からだ
こんな時間にまだ家にいないなんて何やってんのよ〜
的な、苦い言葉の一つや二つ
聞かされるんじゃないかと敬遠した
知らんぷりして後でかけ直そうかなとも思ったけど
電話に出た
別に私がどこにいても構わない様子で話してた
声がいがらっぽいのが気になってどうしたのか聞いたら、現在治療中との事
話しているうちに
なんだかどんどん泣けてきた
ただ話しているだけで、自分が母の子供だった事、愛され大切にされていたという事、私も母を愛している事
グングン迫ってきて泣けてきた
美味しいお酒と料理が私を緩めてくれていたせいもあるね
泣いてるのを悟られないように沢山喋って
目をコートの袖でゴシゴシ擦ってたら真っ赤になってヒリヒリした
前も書いたけど
母親を疎ましく思う事に罪悪感があった
自分はどこか捻くれてるんだと思ってた
だけどやっぱり私には母親は大事な存在で
愛おしく思える存在なんだと感じたら安心した
母親は愛おしく思うべき
母親を嫌悪するなんてとんでもない
仲良しが当たり前
母子の愛は神だ
みたいな
そんな薄っぺらい押し付けがましい思想が大嫌いで
母性神話なんて燃やしたいほど憎んでいて
もちろんそうなるプロセスも大いにあったけど
そこも含め 通り過ぎた今だからこそ
今日こんな気持ちになった事が私には嬉しい
良かった本当に
やっとここまで来れた
私を癒してくれた今夜のお供