先日、素晴らしい芸術に触れて来ました

井上ミウさんというダンサーさん(調香アーティストでもありアロマセロピストでもある)のステージ
「綉しき肌」

谷崎潤一郎著「刺青」の朗読と
奄美民謡とブルガリア民謡が合わさった音色をバックに
ミウさんが美しいパフォーマンスでその世界を表現されていました

バックに、と書いたけれどちょっと違うかな

ハープやアコーディオンなどの素晴らしい演奏も
朗読やダンスに完璧に寄り添っていて
どれ一つ欠けても成り立たない作品だったと思いました

これまでミウさんのダンスは短い動画でしか観た事がなく、ずっとステージで観たいと思っていたのです

小説をダンスで表現出来るなんて
小説を音や動きで表現出来るなんて
もーー全く凄すぎて
私は1秒たりともステージから目も耳も離せませんでした

何でもかんでも、すぐ「私だったらどうするかな」と自分に置き換えて考えたり感じたりする私だけど
そんな事許されないほどに圧巻でした
そう、平たく言えば「嫉妬」すら立ち入る余地が無かった
嫉妬っていうものは、万が一にも自分がそれを出来る可能性がある時に発動するって聞きます
私には1ミリもその可能性は無く、そしてここが大事なんだけど、無いからといってガッカリしたり萎縮したりはせず、無いままに「嫉妬」と同じ位熱いエネルギーを感じたんです
羨望っていうのかな?こういうのは。。。???

ミウさんを始め、演者の皆様が美しくてカッコよくて
この日のために沢山の時間と意見をすり合わせ共同で創り上げたんだなあと思ったら

素敵だなあとジーンとしてしまいました

終了後、ミウさんと一緒に写真を撮ってもらいました

後ろにあるのは、作品のイメージに合わせてセットされた帯と糸です
ミウさんの可愛い娘ちゃんがセットしたとか
親子そろってアーティストなんですね💕💕💕