昨日、お散歩してたらご近所さんに出会った。

キャリー引いてたから旅行帰りかな?


と思いながら声を掛けた。


すると、

あらー、可愛いわんちゃんですね〜!

お散歩で、歩かないんですか?


と、大きめのペットキャリーバッグ

に入った2匹を見て聞かれた。





いえ、歩いてたんですけど、この子が心臓が良くないので、早目に切り上げて抱っこしたんですよ。


と説明した。


保護犬だと言うと、興味を持たれ

孫が犬を欲しがるので、飼いたいのですが

里親になるのって、

色々条件が厳しいらしいですね〜

私じゃ無理ですよね?

仕事辞めたとしても(保険レディ)


とおっしゃったので、年齢を聞くと72歳だと。


しかも、数年前にご主人を亡くされてるので

一人暮らし。


娘さんはごくたまにいらっしゃるらしい。


無理だろうなぁ。。。

逆にOKなら、ロクでもない保護団体だ。



私は、今64歳ですが、もうこの子達で終わりです。

見送った後、5歳くらいの子を迎えたとしても、

病院通いをする年になる頃の自分の年齢考えたら、

経済的にも体力的にも厳しいですから。

ハイシニア辺りなら大丈夫かもですが、

看取るのを覚悟で飼うのは、

メンタルが持たないと思うんです。

これまでに3匹見送ってますが…

もう、自信ないですからねぇ。



その上、後期高齢者になると介護保険の支払いが増えるし、自分の病院通いも始まるだろうし。

もし、夫に先立たれた場合、

かなり少ない遺族年金と国民年金になった時、

自分の暮らしも危ういほどだと言うことを

笑いながら話した。


「遺族年金はめちゃくちゃ減りますよ」って。

この方も遺族年金だ。


それから犬を飼った場合の

医療費の事も話し、

留守する時の預ける費用やら

ざっくりとかかる費用なども話した。


そんなにかかるもんなんですねガーン


そして、もし子犬を飼ったとして、

寿命まで世話ができるか。

など。。。


私も、あと10年くらいは元気だろうと思うんですが、わかりませんよねぇ。

私が飼えなくなったら娘が引き取るだろうけど、

それもわからない話ですしねぇ。


そうですよね。

そう簡単には…なかなか。。。

その時の娘さんの事情もどうかわかりませんしね。



そりゃね、若い人でもいつどうなるかわからない。

でも、70超えよりは確率が低い。

先のことを考えたら何もできないと言うけれど、

犬を飼うと自分1人の問題ではないから。


高齢者が犬ないし猫を飼って、9歳以上の子を残して先立たれたり、入院、または施設入居

と言うケースがどこの団体でも

多くある引き取りだということも話した。



シニアの犬を喜んで迎えてくれる方を探す苦労は並大抵ではない。

疾患のある子もいて医療費もかかる。

資金や労力。

小さい団体は火の車だし。

あらたを引き出してくださった団体もそんな感じ。



もし、若ければ、

そのくらいの歳の犬を迎えられますか?

って話もしましたよ。

そしたら、

迎えないでしょうね。

と答えはった。


まぁ、そうなりますよね。

簡単に決断できないですよね。

初めて飼うとなると。特に…


そうですよねぇ。簡単に考えちゃいけないですね。


とおっしゃったので、


そうですね。命ですからねぇ…

残念でしょうけど、諦めて下さい。

もし、お孫さんがどうしても犬を飼いたいなら、

お孫さんの家で飼われた方が良いと思いますよ。

そして、たまに預かって可愛がる方が良いですよ。



そうですよねぇ。その方がいいですよね!

諦めます。

良かった!安易に飼わなくて。


と、スッキリした顔でおっしゃった。


ハッキリ言いすぎたかな?

と思ったけど

いやいや。。。


ほんま、ノリで飼わないで。

孫を喜ばせる道具ではない。


餌をあげるだけじゃないからね。


保護団体の苦労や、飼い主に翻弄されるワンコを

増やさんといて。


そう思う気持ちが強かったわ。


言いにくかったけど、

はっきり言う勇気も必要やね。

『この人…ガーン』って思われるかもやけども。