今日は阪神淡路大震災の日ですね。


27年前の今頃の我が家は大変でした。

幸い、我が家もご近所も助かりましたが…

沢山の方がお亡くなりになられました。


毎年、黙祷…




震災から10日くらい経って、

義祖母が亡くなったので

お葬式に行った時のこと。




尼崎の義母の実家でのお葬式。





私たちが住んでた街は真っ暗。

商店もスーパーもどこも開いてない。

マンションも逃げ出した人たちで廃墟のよう。

倒れた建物もそのまま。


オシャレだった駅前も

まるでゴーストタウンでした。


お水が貴重だから、スッピンで歩き回り、

寒さしのぎで、おしゃれとは無縁の洋服着て、

毎日給水車を回ってお水の確保。




でも、ここは。。。




なんだ??





街は赤々と電気が付いてて、

喫茶店もスーパーも開いてる。

ごく普通の日常生活ぶり!



武庫川一つ超えると、まるで別世界でした。




異次元!!!




ものすごく驚いた記憶があります。





そんな中、お葬式に参加。



その当時、義母の実家のある辺りでは、

お葬式にはご近所さんが炊き出しやらでお手伝いする習慣がまだあった頃。



炊き出しのお味噌汁やら、

きゅうりの酢の物、他お惣菜がずらっと並び、

仕出し屋のお弁当まで!


天ぷらも入ってました!!



忘れてましたよ…





こんな食べもの。




毎日、冷凍庫のものをなんとか調理したり、

避難所で配られてるものを分けてもらったりしてましたからね。


しかも、スーパーが開いてないので

生野菜なんてありません。




こんな、人が作ったもの食べられなかった。



温かい…




新鮮なきゅうり

生野菜

お刺身まであったし、天ぷらや唐揚げ。




揚げ物!!!





ものすごく美味しかったです!

泣きそうになるくらいえーん



子供達も大喜びで食べてました。



「沢山あるので、持って帰りなさい」と言われ

ありがたく、出してきてもらった

プラスチックの使い捨てのお弁当箱に

片っ端から詰めていきました。



二人の子供たちにも食べさせるし、

何より、豊富なお惣菜が嬉しかったんです。






震災で何もないから気を使ってくれたんだな

と思い、嬉しかったです。





子供達にもいろんなものを

しっかり食べさせてやろうと。

あれもこれも詰めました。




それを見ていた義母の弟が、


義母に私の事を…


オタクの嫁さんしっかりしとるなぁ!!

ごっついお金貯めるで!!




と言ったそうです。




それを笑いながら私に言う義母…



信じられへん。。。




え。。。。。。。。



違う!


そんな、ケチ感覚で持って帰ったんじゃない!!


食べ物がないからやん!!!!


同じ兵庫県やのに、なんでわからん??




赤々と明るい電気がついて

何もなかったかのような生活ができてる人にはわからんのか?!


それでも、テレビは見るやろ?



情けないやら。。。

悲しいやら。。。

腹が立つやら。。。




まだ、震災からあまり経ってない頃なのに

こんな言葉を被災者に平気でかける人。




人間性疑うわ!





あのおっさんに言われた事

一生忘れへんで!!