大学受験 英語勉強法〜センター英文法(2004年度本試③)/解説編〜 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

「日々解く」と言いながら全然日々になっておらずすみません…。

ん~いけませんね。普段の授業が忙しすぎて、なかなか手が回っていないのがツライところです。頑張ります。

前回『センター試験』の2004年・本試、その問7~問10の問題を示しましたので、今回はその解説を行っていきますね。

問7.Would you mind (   ) an eye on my luggage while I make a phone call?
 ① to keep
 ② if you will keep
 ③ that you keep
 ④ keeping


《解説》
mindの語法を問う問題。

mindは”mind doing …”で「…するのを嫌がる」という意味になる動詞。よって④keepingが正解。

問8.The beach was beautiful! I wish I (   ) longer.
 ① have stayed
 ② could have stayed
 ③ can stay
 ④ will stay


《解説》
仮定法の定型表現を問う問題。

"I wish”の後ろは『仮定法』が来る。ただここだけでは『仮定法過去』なのか『仮定法過去完了』なのかの判別ができないので、前後を見る必要がある。

そうすると、前文に「過去」を表す文があるので、空所には『仮定法過去完了』が入ると判断できる。

よって②could have stayedが正解。

問9.I think I did well on the English listening test. I understood (   ) on the tape.
 ① even anything
 ② almost everything
 ③ only nothing
 ④ probably something


《解説》
文意と名詞の用法を問う問題。

英文全体は「英語のリスニングのテストはうまくできたと思います。テープの(  )理解できました」という意味。

前文で「うまくできた」と言ってることより、第2文は「ほぼ全部理解できた」となれば文意が通じる。

よって②almost everythingが正解。

なお、almostは副詞で「ほとんど」という意味だが、「もう少しで」という《一歩手前》を表す意味だと覚えておくとわかりやすい。

問10.As soon as the star player came in, the game (   ).
 ① had been excited
 ② became excited
 ③ had been exciting
 ④ became exciting


《解説》
時制と感情動詞のdoing/doneの判別の問題。

まず”as soon as”節内の時制は過去であり、この形の場合、主節も過去となる。よってこの時点で過去完了形を使っている①、③は×と判断できる。

残る②、④のいずれかが正解となる。

そこで次に見るべきは「感情動詞のdoing/doneの判別」。

exciteのように感情を表す動詞は「人に~という気持ちにさせる」という意味なので、『①Sが「もの」→doing ②Sが「人」→done』という形になる。

今回はthe gameという「もの」が来ているので、doingという形になる。よって④became excitingが正解。