大学受験 英語勉強法〜センター英文法(2005年度本試③)/解説編〜 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回『センター試験』の2005年・本試、その問7~問10の問題を示しましたので、今回はその解説を行っていきますね。

問7.English tea, drunk all over the world, (   ) made from the same plant as Japanese tea.
 ① and      ② has
 ③ which     ④ is


《解説》
文構造と時制を問う問題。

まずは英文全体の文構造を把握していくと、English teaがS、drunk … worldがコンマとコンマで挟まれた「挿入」となり、空所部分を含めた部分がVとなる。

この時点で①andと③whichは×と判断できる。

ここで間違ってしまった人は、drunkがp.p.形だということが判断できてない可能性が高いので要確認。

あとは時制を決定すればよい。ただ、②hasを選ぶと、”has made”で現在完了形(能動態)となるが、この場合makeは他動詞でOが必要。

しかし、今回はmadeの後ろにOとなる名詞がないので、現在完了形(能動態)は×と判断できる。

よって④isが正解。なお、これを選ぶと、”is made”となり受動態になっていることがわかり、後ろにOがないこともOK。

問8.My work clothes need (   ), but I don’t have time to do the laundry now.
 ① wash     ② washing
 ③ be washed   ④ to wash


《解説》
needの用法を問う問題。

needは”need to do …”で「~する必要がある(能動)」、”need doing …”で「~される必要がある(受動)」という意味。

また、”need doing …"を使うときにはもう1点注意が必要で、"doing …”部分に「Oなし」という状況を作ることが必要(パッと見的にはOが不足しているように見える)。

今回、空所の後ろにOとなる名詞がないので、このパターンだと判断すれば良い。

よって②washingが正解。なお、③は惜しいが、③を正解にしたければ”need to be washed”とto不定詞の形にする必要あり。

問9.Mary has (   ) off going to Mexico until next Monday.
 ① set      ② put
 ③ kept     ④ taken


《解説》
イディオム(熟語)を問う問題。

英文全体の意味は「メアリーは来週の月曜までメキシコに行くのを(   )した」となる。

この文脈が意味をなすイディオムは”put off …”で「~を延期する」なので、②putが正解。

問10.David was badly injured in the accident. If only he had left home five minutes earlier, he (   ) involved in it.
 ① was         
 ② was not
 ③ would have been   
 ④ would not have been


《解説》
仮定法を問う問題。

まず空所を含んだ英文のif節を見ると、節内がhad leftと過去完了形になっていることより『仮定法過去完了』だと判断できる(five minutes earlierという過去を表す表現があるのも確認)。

主節を見ても『時を表す表現』は特にないので、if節の時制と主節の時制が合う判断すれば良い。

よって『仮定法過去完了』となる③would have beenか④would not have beenのいずれか。あとは文脈に合う方を選択すれば良い。

今回英文全体の意味は「もしあともう5分早く家を出さえしていれば、事故に(   )だろう」となる。

よって「事故に遭ってないだろう」とするのが適切なので、④would not have beenが正解。