生きること自体に対する教育がもっと充実してほしい | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

ちょっとした記事から派生して書いていこうと思います。


そこで今回は『生きること自体に対する教育がもっと充実してほしい』ということについて書いていこうと思います。



●未来の教育はどんなもの?●
日本の教育はこれからどういった道に進むんでしょうか?


記事としてこのようなものがありました。


『子ども時代から必要な「がんの教育」』


個人的にはこういった活動には大いに賛成です。


他にもちゃんと『お金の教育』というものも行ってほしいと思います。


まだまだ「お金のことを口にするなんて!」という批判めいたコメントを言う人もいる一方で、『お金の大切さ』は誰もが認識しているはずです。


本来お金はその国でのみ通じる共通認識を具現化したものです。


なので、他の国に行ってしまえば、場所によっては無価値に変わってしまうものでもあります。


でも、僕たちはそういったお金を使って生活をしています。


もちろん「お金がない生活でも構わない!」という心強き人もいるとは思います。


でも、実際には無人島に行って生活でもしない限り、どんなサービスにもお金は発生します。


おそらく一生で見れば誰もがお世話になる医療にだって莫大なお金がかかります。


そう考えると、『お金は切っても切れないもの』なわけです。


でも悲しいほどに『お金の教育』は行わないわけです。


たびたびニュースになる「経済危機」。


でもその意味を本当の意味で理解している人はどれほどいるんでしょか?


例えば銀行などで買える投資信託。資産運用の典型的な商品ですね。


でも、その投資信託の意味や仕組みをどこまで理解しているんでしょうか?


僕と同い年の子で投資系の銀行に勤めている子がいました。


投資系というからにはしっかり知っているんだろうと思ったら、残念なことに僕の方がはるかに詳しかったくらいです。


正直言って、そのときの知識は今の僕から見れば残念なほどに少ない知識ですが、それにすら追いつかない人が投資系銀行で働いている現実に愕然としたことを覚えています。


でも、これってある意味仕方ないのかもしれません。


だって学校で『お金の教育』なんてろくにないんだから。


そして誰もがお金のことを気にする一方で、「お金のことを口にするなんてはしたない!」なんて言ってしまっているわけですから、勉強するモチベーションもなかなか湧かないでしょう…。


ひたすら「お金」を連呼しちゃいましたけど、『ガンの教育』もこれに相当すると思います。


実は結構前ですけど、僕の父親がちょっとしたガンになりました。


正直言ってまだまだ『ガン=不治の病』という印象は心のどこかにある人が多いと思います。


不治の病とまでは言わないまでも、「ガンにかかったら死んでしまう!」と思っている人も多いと思います。


その一方で「自分はかかるわけない!」と思っている自分もいるかもしれません。


もっと言えば、「かかったら嫌だから注意しないといけないけど、検査しに病院に行くのは怖いからやめとこう」というのもよくあると思います。


もちろんこれは日本人によくありがちな『心配性』が悪い方に出てしまっている典型的な例なのかもしれません。


でも、個人的に思うには『ガンに対する知識を得る教育の不足』がかなりの程度影響しているようにも思います。


もしもっとガンに対する知識を若いときから持っていれば、そうすれば行動も変わってくるかもしれません。


なってしまってからでは遅いと知りながら、詳しく知ることが怖いからなかなか知れない。


ならば、学校教育の一環としてしっかり導入していってほしいと思います。


もちろんそれによって影響を食らう科目もあるかもしれません。


でも、これほどまでに一般的になっているガンという病に対して、大きな恐怖心を抱く前からしっかり知っていく。これは非常に重要なことだと思います。


僕は受験教育をしていますから、もっともっと各人の目標が叶う教育を学校教育の段階で入れていってほしいな、という思いは強いです。


ただそれは生きているからこそ意味があることであることは言うまでもありません。


もっと『生きること自体に対する教育』が充実してくれることを期待するのみです。