オウム返しで構わないから復唱してもらうことでミスを減らす

どうしても習得してほしい内容を相手に習得してもらうことって意外に難しいですよね。


そこで今回は『オウム返しで構わないから復唱してもらうことでミスを減らす』ということについて書いていこうと思います。

●口に出して確認する重要性●
大手予備校の浪人部門では人数も多いので、なかなか個人個人を当てながら授業をしていくことはできません。


その一方で、皮肉なことに、「大手予備校＝浪人生が通うところ」というイメージがあるせいか、現役生の方は少人数でやっていることが多いのです。


ただ担当の講師のほとんどは大手予備校で浪人生を中心に教えているベテラン講師が多いので、「予備校スタイルの授業＝大人数にやっていくような講演スタイルの授業」を行っていく講師が多いのも事実です。


このように言っている僕自身も人数が増えてくると、やむを得ずこういったスタイルで授業していくこともあります。


ただ少人数のクラスになってくると、いわゆる『塾っぽい授業』というものを提供することが増えてきます。


ここで言う『塾っぽい授業』というのは、『生徒一人一人に当てて発問しながら進めていく授業』のことです。


発問の仕方にもいろいろポイントはあるのですが、今ここではテーマではないのでおいておきます。


さて、ここでのポイントは『なぜ発問をするのか？』です。


これは社会人でも同じかもしれませんが、『相手に話してもらうことで相手の思考を知りたいから』というのが１点、あとは確認的な発問をすることで『復唱することによってミスを減らすため』です。


授業ですので完全に復唱することはなかなかないのですが、それでも『生徒に絶対に持って帰ってもらいたいポイント』は何度も発問し生徒の口から言ってもらう。


そのことにより『こう来たらこう』という思考過程を頭の中に植え付けてもらおうというのが根本にあります。


こういったことはどんな状況でも一緒ですよね。


『本当に相手に理解してほしい、ミスをしてほしくない内容があるなら、たとえオウム返しでも構わないので復唱してもらう』ことが重要になると思います。


是非「この人は何回言っても通じないな」と思ったら積極的に『オウム返しでも構わないから復唱してもらう』ということを取り入れてほしいと思いますね！