「欲しいのは超高校生級?…東大、推薦入試の概要」に見る私見 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

ちょっと記事としてあがっていたものから掘り下げて書いていこうと思います。


そこで今回は『「欲しいのは超高校生級?…東大、推薦入試の概要」に見る私見』ということについて書いていこうと思います。



●特徴的な学生を獲得する手段であってほしい●
こんな記事があがってましたね。


『欲しいのは超高校生級?…東大、推薦入試の概要』


東大に続き京大でもいわゆる「推薦入試」が実施される予定となっています。


一般的に今の入試のシステムは「一般入試」と言われる形以外に、AO入試や指定校推薦、公募推薦など様々な「推薦」と名の付く試験があります。


指定校推薦などは名前の通りなのでわかりやすいですね。高校などが学校から「この子を推薦します」と推薦していくものです。


公募推薦は、ザクッと言うと、一般入試より前に行われる、教科数を絞っていることが多い入試です。


そしてAO入試というのは上記ほどは明確な形ではなく、大学によって課してくる入試形態が異なっているタイプの入試となります。


今回東大や京大が実施するとしている推薦入試はこの中でもAO入試に相当するものですね。


つまり、単なる入試ではない、大学が求めるイメージ像に合った人を合格させていく入試となります。


一般的には小論文や面接で決定していきますが、そこに学校評定が入ったり、小論文とは異なった試験タイプが入ったりします。


そこで、今回東大が示したものが『超高校生級の子がほしい』というものです。


まぁこれは当然と言えば当然ですね。


今入試のスタイルを変えるというのが国としてのスタンスになっているように思います。


下手をすると、「今の入試と比べてずいぶん簡単に難関大に入れちゃう!」みたいに取られかねませんが、現場の人間からすると、そんなことはあっては困るというものです。


やはり、東大にしても京大にしてもその大学に入るだけの人間は、それに見合った努力をしている人たちだと思います。


そういった意味では東大や京大が実施しようとしている入試は、やはり『東大にはこういう人に来てもらいたい』『京大にはこういう人に来てもらいたい』という人を選別していく入試にしてほしい気持ちでいます。


だって東大や京大は世界を牽引していくべき大学の1つだからです。


是非、中途半端に『全国民同学力、同大学』みたいなおかしなものではない、各大学の求める大学生像に合った人を決めていく入試にしてほしいですね!