大きな壁を小さな階段へ分割する | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

「ちょっと仕事が落ち着いた~」と思った瞬間、風邪をひきました…。身をもって「油断は禁物」を体験してしまいました…。気合いを入れ直して頑張ります。


そこで今回は『大きな壁を小さな階段へ分割する』ということについて書いていこうと思います。



●具体化する重要性●
しばらく『目標設定』に関して書いてきたので、もうちょっとこれを掘り下げていこうと思います。


よく目標設定をする方法として『SMART法』というのが取り上げられます。


このSMART法のSMARTというのは、『S:specific(具体的)/M:measurable(測定可能)/A:attainable(達成可能)/R:realistic(現実的)/T:tangible(有形)』という頭文字を集めたものです。


それぞれ、

Sは『「誰が、何を、どこで、いつ、どのように、なぜ」するのかを具体的に考える』ということを表し、


Mは『目標や現時点などを数値化し、目標を数値上で測定可能なものにする』ことを表し、

Aは『目標達成のためのプロセスや方法を検討する』ことを表し、

Rは『達成可能である現実的な目標かどうか』ということを表し、

Tは『具体的に五感のどれかで知覚できるかどうか』ということを表しています。


まぁザクッと言えば、『目標はできる限り具体的にした方が良い』ということですね。


あまりにまとめすぎでしょうか(笑)


確かに、人間たるもの、「高い目標であればあるほど、達成すれば気持ち良いことは知っているものの、大きな壁に感じてなかなか達成できない」ということはよくあると思います。


確かにそうですね。「大きな壁」と思っているうちはモチベーションも上がってこないと思います。


だからこそ、『大きな壁を小さな階段に分割する』ことが重要だと思います。


これを格好付けると『具体的にする』という言い方になるのだと思います。


その際に、上記のような『SMART法』なる方法を用いていくと役に立つと思います。


ただ正直、SMART法に従ってすべて完璧なまでに分析していくことは「手段が目的化している」ということを引き起こしてしまいそうで、僕は避けたいなとも思っています。


あくまで自分が認識できる『小さな階段』にさえすれば、別にSMART法すべてを満たすような状況になっていなくても、十分分割できている状況だと思います。


であれば、もう今まで感じていたような『大きな壁』は『自分でも十分達成可能な小さな階段』へと変わっていると思います。


もちろん数値化できる目標であれば、是非数値化することはした方が良いと思っています。


それによって自分に多大なプレッシャーがかかるものは避けた方が良いと思いますが、数値化することによって、進度具合が視覚的にわかる可能性が高いです。


受験なら「偏差値」というものがそれにあたりますね。


確かに偏差値の場合、毎回毎回上昇していくとは限りません。いや、むしろずっと上昇していくものはマレだと言っても過言ではないと思います。


しかし、総合的には上昇していくものだとも思います。


別にそういったもので良いと思うんですね。


あまりに細分化して、細かいところを気にしすぎるよりも、数値化
することによって見えてきた自分の強みをさらに強くしていく方が良いことも多々あります。


もちろん数値を全体的に揃えていく方が良いこともありますけどね。


何よりまずは『大きな壁を小さな階段に分割する』ことだと思います。


今日できること、明日できるようにすることを明確化していきたいですね!