かなり受験寄りの話となりますが、関心があれば読んで頂ければと思います。
そこで今回は『違う路線のことをやらざるを得ないとき、せめて「できる感」だけは確認していく』ということについて書いていこうと思います。
●過去の自分の自信を呼び戻す●
少々前から書いているように、非常に入試が近い時期となってきています。
もちろん私大入試もですし、センター試験もそうですね。
私大を専願にする子たちにとっては、特段変化はないので、そのまま目標に向かって勉強していくのみです。
具体的には、過去にやってきたテキストや問題集を繰り返してみたり、自分の受ける大学の過去問を解き、分析し、自分の弱点を見つけ、次につなげるというものですね。
ただ国公立大を専願にする子たちにとっては、今は非常に悩ましい時期ですね。
やはり大半の子たちにとっては『センター試験』というのが大きな壁になってきます。
現状の入試の体系では、センター試験で高得点をとることによって、逃げ切れる可能性がギュッと上がる大学も非常に多いです。
なにせ、文系だとセンター試験の2次試験に対する得点比率が50%ほどあるところも多いですし、越えてくるところもあります。
また、理系でも50%近くあるところは多々あります。
だからこそ、今の時期は「何が何でもセンター試験で高得点を取る練習をしていく」ことが重要となるわけです。
しかし、その一方で、2次試験の勉強はセンター試験の勉強とはずいぶん質の違うものです。
それはまず形式から見てもずいぶん異なります。
センター試験はオールマーク式なのに対し、国公立大の2次試験は、大半の学校が記述式をメインとしています。
すなわち、内容が正確にわかるだけで不十分で、それを正確に記述していくことができなければ得点にならないわけです。
もちろんこれはマークを選ぶのとはちょっと次元の違う話となってくるわけですね。
こういった力を付けるためには、常にこういった記述式用の練習をしていく必要もあります。
それ以外にも普段から『文章を読んだら要約を軽くとっていく』といった『まとめる能力』も積極的に鍛えていく必要があると思います。
しかし、センター試験の得点が気になるこの時期に、そんな悠長に記述の練習なんてしていけるわけがないのです。
東大や京大のように、センター試験の2次試験に対する比率がかなり低い学校を志望とする子たちでさえも、なんだかんだ言って、この時期はセンター試験の勉強を徐々にメインにしていきます。
こうすることによってセンター試験に対する対策がちゃんとできますから、高得点をとれる可能性が上がってくるだけでなく、安心感や自信も付いてきます。
その一方で、上記のように、2次試験用の勉強はいったん重視しなくなりますから、どうしても安心感や自信というのが揺らいできやすいんですね。
でも、せっかくここまで勉強してきたなら、自信を持って入試に迎える状況にしてほしいわけです。
そこで、この葛藤を少しでも軽減するために、僕は「今は新しい問題は解いたりしなくていい。その代わり、過去にやったことがあるものをザザッと見返して、できる感だけはなくさないようにいていこう」という話をしていきます。
ここで言う『できる感』というのは、過去の自分が実際にその問題を解いたときに、できていたことを確認することも含んでいます。
しかし、それ以上に大事なのは、実際に新しく解いていくほどの思考力は使わないまでも、難しいもので、その時点ではできなかったものが、「今の自分ならできる」という感覚を忘れないようにしていくことです。
もちろん、こういった感覚を確認していくためには、過去にちゃんと復習をしたもので、思考法や解答法などを1度はしっかり認識したものでなければなりません。
でも、難関大を目指す子たちであれば、こういった準備はちゃんとしているはず。
逆に言えば、こういった準備をしていないのは、難関大の受験生として準備が足りないと思います。
例えばスポーツなんかでも同じようなことはしますよね。
プロ野球選手が不振に陥ったとき。
そんな時に昔調子が良かった頃を映像を見たりして、自分の動きを確認していく。
自分のことながら、できる限り客観的な目で確認していくわけです。
そうやって確認することで、今の自分の弱点を知ることもできるし、これからの改善策もわかる。
さらには、「過去にできていたんだから、今なら絶対できるはずだ!」という心の底に眠っていた自信を呼び戻すことができると思います。
もちろん過信はいけませんが、ちゃんとその時その時に向き合って取り組んできた人なら、それは過信ではないはずです。
ちょっと路線の違うことをしないといけない時期だからこそ、あえて『できる感』を確認するということをしていってほしいですね!
そこで今回は『違う路線のことをやらざるを得ないとき、せめて「できる感」だけは確認していく』ということについて書いていこうと思います。
●過去の自分の自信を呼び戻す●
少々前から書いているように、非常に入試が近い時期となってきています。
もちろん私大入試もですし、センター試験もそうですね。
私大を専願にする子たちにとっては、特段変化はないので、そのまま目標に向かって勉強していくのみです。
具体的には、過去にやってきたテキストや問題集を繰り返してみたり、自分の受ける大学の過去問を解き、分析し、自分の弱点を見つけ、次につなげるというものですね。
ただ国公立大を専願にする子たちにとっては、今は非常に悩ましい時期ですね。
やはり大半の子たちにとっては『センター試験』というのが大きな壁になってきます。
現状の入試の体系では、センター試験で高得点をとることによって、逃げ切れる可能性がギュッと上がる大学も非常に多いです。
なにせ、文系だとセンター試験の2次試験に対する得点比率が50%ほどあるところも多いですし、越えてくるところもあります。
また、理系でも50%近くあるところは多々あります。
だからこそ、今の時期は「何が何でもセンター試験で高得点を取る練習をしていく」ことが重要となるわけです。
しかし、その一方で、2次試験の勉強はセンター試験の勉強とはずいぶん質の違うものです。
それはまず形式から見てもずいぶん異なります。
センター試験はオールマーク式なのに対し、国公立大の2次試験は、大半の学校が記述式をメインとしています。
すなわち、内容が正確にわかるだけで不十分で、それを正確に記述していくことができなければ得点にならないわけです。
もちろんこれはマークを選ぶのとはちょっと次元の違う話となってくるわけですね。
こういった力を付けるためには、常にこういった記述式用の練習をしていく必要もあります。
それ以外にも普段から『文章を読んだら要約を軽くとっていく』といった『まとめる能力』も積極的に鍛えていく必要があると思います。
しかし、センター試験の得点が気になるこの時期に、そんな悠長に記述の練習なんてしていけるわけがないのです。
東大や京大のように、センター試験の2次試験に対する比率がかなり低い学校を志望とする子たちでさえも、なんだかんだ言って、この時期はセンター試験の勉強を徐々にメインにしていきます。
こうすることによってセンター試験に対する対策がちゃんとできますから、高得点をとれる可能性が上がってくるだけでなく、安心感や自信も付いてきます。
その一方で、上記のように、2次試験用の勉強はいったん重視しなくなりますから、どうしても安心感や自信というのが揺らいできやすいんですね。
でも、せっかくここまで勉強してきたなら、自信を持って入試に迎える状況にしてほしいわけです。
そこで、この葛藤を少しでも軽減するために、僕は「今は新しい問題は解いたりしなくていい。その代わり、過去にやったことがあるものをザザッと見返して、できる感だけはなくさないようにいていこう」という話をしていきます。
ここで言う『できる感』というのは、過去の自分が実際にその問題を解いたときに、できていたことを確認することも含んでいます。
しかし、それ以上に大事なのは、実際に新しく解いていくほどの思考力は使わないまでも、難しいもので、その時点ではできなかったものが、「今の自分ならできる」という感覚を忘れないようにしていくことです。
もちろん、こういった感覚を確認していくためには、過去にちゃんと復習をしたもので、思考法や解答法などを1度はしっかり認識したものでなければなりません。
でも、難関大を目指す子たちであれば、こういった準備はちゃんとしているはず。
逆に言えば、こういった準備をしていないのは、難関大の受験生として準備が足りないと思います。
例えばスポーツなんかでも同じようなことはしますよね。
プロ野球選手が不振に陥ったとき。
そんな時に昔調子が良かった頃を映像を見たりして、自分の動きを確認していく。
自分のことながら、できる限り客観的な目で確認していくわけです。
そうやって確認することで、今の自分の弱点を知ることもできるし、これからの改善策もわかる。
さらには、「過去にできていたんだから、今なら絶対できるはずだ!」という心の底に眠っていた自信を呼び戻すことができると思います。
もちろん過信はいけませんが、ちゃんとその時その時に向き合って取り組んできた人なら、それは過信ではないはずです。
ちょっと路線の違うことをしないといけない時期だからこそ、あえて『できる感』を確認するということをしていってほしいですね!