小さな目標設定をし、小さな目標達成を確実にしていく | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

ラストスパートをかける時期になってきました。


そこで今回は『小さな目標設定をし、小さな目標達成を確実にしていく』ということについて書いていこうと思います。

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●自信をつけながら日々歩む●
もう少しで11月も終わりますね。


これで本格的にラストスパートをかける期間に入っていきます。


東大や京大以外の国公立大志望の子であれば、まずセンター試験の勉強のみに専念すべきです。


確かに2次試験のことも気にはなるのですが、まずはセンター試験越えなければ2次試験に臨むどころではないからです。


逆に言えば、センター試験に専念し、そこで良い点を叩き出せば、かなりの割合で合格が見えてくるわけです。


そういった意味では、今まで2次試験用に勉強してきた教科も、今こそはとセンター試験用の勉強に切り替えてやっていくべきですね。


ただこれはこれで問題を抱えます。


1つは『本当にそれだけセンター試験に特化して勉強した場合、2次試験で必要な力(例えば記述力)は鈍ってしまうのではないか』という問題です。


これは正直言って「その通りです」という答えとなります。


でも、上記のように、まずはセンター試験を越えないと次に行かないわけです。


であれば、少々先の少々のリスクは承知の上で、最優先のものを最優先にやっていくべきです。


また別の問題もあります。


それは『マーク試験の対策ばっかりで内容的に飽きてくる』というものです。


これは私立が本命の人にとっては意外かもしれませんが、国公立大を志望とする人にとっては結構よくあることなんですね。


普段記述式をメインでやってきてきた人にとって、そしてレベル的にも、センター試験よりもレベルが高いことをしてきている人にとっては、センター試験の勉強のみというのは、なかなかに苦痛なわけです。


そこで必要となってくるのが『小さな目標設定をし、小さな目標達成を繰り返す』ということです。


もちろん最終的な目標地点はあると思います。


しかしそればかり追ってしまうと、地に足の着いた勉強とはなっていきません。


何せ目標地点が遠いと、どんどん焦りばかりを生んでしまうからです。


あくまでタイムリミットが迫った人がする勉強は『焦らず急ぐ勉強』です。


焦るばかりで、結果的に先に進まない勉強では全く意味がないわけです。


そこで有効かなと思うのは、『非常に短期の目標を立てていく、そして達成できなかった場合でも、すぐに修正する』というものです。


こうすると、目標の1つ1つは非常に小さいですから、達成するまでの日数もそれほど予定とはズレません。


さらにズレたとしても、すぐに修正できるだけのものであるはずです。


こうすると、タイムリミットが迫っている中でも、確実に自分自身が歩いていることがわかるので、ちょっとかもしれませんが『安心感』が生まれてきます。


個人的にはこういった『安心感』というのが非常に大事ではないかなと思います。


ほとんどの人にとっては、入試というのはかなり精神的にツラいものです。


それは自分の目標が大きければ大きいほど、達成したい思いも大きくなっていくでしょう。


でも、それとは正反対に、失敗する危険性に対する恐怖感も増していくわけですね。


だからこそ、『いかに安心感を生み出していき、それを自信につなげていくか』というのは非常に重要になってくると思います。


普段1ヶ月計画を立てている人は1週間計画に、普段1週間計画を立てている人は2~3日計画にしていくことによって、直前期ならではの勉強は乗り切っていけるのではないかと思いますね!


極論毎日計画を修正していくのがベストかもしれません。


ダイエットでも、1ヶ月で大きく変化したものに修正をかけるより、毎日微調整をしていく方が楽ですよね。


それと同じような発想を勉強にも使っていこうということですね!