中高一貫校の中だるみ時期だからこそ課題を課し鍛える | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

中高一貫校の中3・高1は見事なまでに『中だるみ』期間ですね。


そこで今回は『中だるみ時期だからこそ課題を課し鍛える』ということについて書いていこうと思います。

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●向上心に期待し鍛える●
普段中高一貫校の中3や高1なども担当しています。


高2ともなれば、『中だるみ』という期間は越えて、少しずつ意識を強めていきます。


「勉強せねば!」という意識よりも、「こういう大学に行きたい」「こういう仕事に就きたい」など、もっと先の目標が先に出てき、それに応じて勉強に対するモチベーションが発生することも多いです。


ただ中高一貫校の場合、中3や高1はどうしても『中だるみ』になりやすい時期です。


中1・中2生の間は中学生活が始まっての緊張感や、1学年上がったことに対する自覚などから『中だるみ』はそこまでない学年だと思います。


ただこれが中3とかなろうものなら、なかなかに大変です。


学校によっては、完全な高校入試までとか言わないまでも、それに近いレベルの入試を行ったり、1年間の成績でクラス分けを行ったりする学校もあります。


こういったことにより、生徒がある程度一生懸命頑張ることもあります。


ただこんなことでもない限り『中だるみ』は避けて通れません。


勉強よりも遊びの方が圧倒的に楽しいし、遊んでいたらなかなか切り替えることもできない。


テレビやネットなどの誘惑に引き寄せられたらすぐには帰ってこない。


などなどいろんな状態で『中だるみ』は継続します。


そんな中、中3で塾に行っている子もいるわけですね。


実際には自らの意志というよりかは、親御さんが将来のために行かせているというのがよくあることだと思います。


とはいえ、塾に来てもらっている事実は変わらないので、なんとか『中だるみ』期間を、少しでも解消しながら高1に上がってほしいというのが講師としては望みなわけですね。


そこでやる作業といえばシンプルに『課題を課す』ということです。


少々しんどい課題を課すと、正直言ってやる気のもともとない子は塾からいなくなっていきます。


だってまともに勉強させられるわけですから、非常に嫌なわけですね。


でも、僕はそういったことは一切気にしません。


もしこれが補習塾などであれば気にするでしょうが、来てもらっている中3生には将来東大・京大・医学部に受かってもらう予定です。


もちろん親御さんもそのつもりで塾に来させていると思います。


そうなれば、『中だるみ』も関係なく『ただひたすらに鍛えるのみ』です。


でも意外なもんです。


最初はかなり嫌がるし面倒くさがります。


それが徐々に慣れてきます。


復習テストなんかも実施しますから、その点も見ていきます。


これで悪いと追加課題なんかを課したりしてさらにやらせます。


これを「スパルタ」と呼ぶかもしれないですね。


でも良いじゃないかと僕は思っています。


だって親御さんからすれば、わざわざ学校以外のお金を出し、自分の最も大事とも言える存在である子供の将来を預けるわけですから、それに応えるのが僕たち講師の役目だと思っています。


昔と比べれば、確かに子供に対してデリケートに接する必要があるのかもしれません。


でも人間の本質である「もっと先に行きたいと思う向上心」は決して変化しないように思います。


であれば、僕のすべきことは決まっていて、『少々嫌われようが、面倒臭がられようが、気にせず黙々と鍛える』ということです。


変にデリケートに扱いすぎて、慎重になりすぎて、その結果学力がボロボロの生徒になってしまっては意味がないですからね。


実際には生徒はこんなややスパルタに見えることをしたからといって嫌ったりはしません。


ちゃんと学力がつき、レベルアップしていきますから、今までわからなかったものがわかるようになっていきます。


これが先へ進む起爆剤になりますからね!