誰かが受かれば誰かが落ちる、この受験の真理を理解する | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

よく「受験は戦争だ!」なんて言ったりします。でもこの真意を理解している人は少ないんじゃないかなと思います。


そこで今回は『誰かが受かれば誰かが落ちる、この受験の真理を理解する』ということについて書いていこうと思います。

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●自分の幸せはどうやって成り立っている?●
前回『モチベーションを維持し効率良く活動するために、意図的に休むことが重要だ』という話を書いていきました。


これに少し関連して書いていこうと思います。


前回書いたのは、それだけ重要な闘いに挑むのなら、自分も最大のパフォーマンスを発揮できるよう、身体面での準備もしていくべきだと思うからです。


しかし、もっと根本的なことを忘れてしまってはいけません。


それは『入試において誰かが受かれば誰かが落ちる』ということです。


これは普段生きている世界でも同じですよね。


各金融機関がお金を増やさない限りは、世の中に出回っているお金の総量は変わりません。


その同じ総量の中で自分の収入が増えた場合は、誰か他の人にいくかもしれなかったお金が減ったということになります。


つまり誰かが儲けている反面、不利益を被っている人もいるということですね。


入試においては、例えば3倍という倍率があるとすれば、合格者が1倍分受かると、残りの2倍分の人は悲しい思いになるわけです。


これを否定して「受験なんて無意味だ!」と叫ぶのは自由ですが、現状の社会は常に戦いです。


そう思えば、確実に合格者が出るようになっている、つまり確実に幸せになる人が出るようになっている分だけマシではないかなと思えるほどです。


もちろんWIN-WINという関係が望ましいですが、現実にはほとんどの場合WIN-LOSEなわけですね。


そんな場所に自分がいた場合、WINとLOSEのどちら側につきたいのか。


僕ならWIN側につきたいですね。


少なくとも第一志望に合格しようと必死になっている人からすれば、誰もが同じ思いではないかと思います。


ちょっと厳しいかもしれませんが、そんなツライ闘いの世界に身をおいているのが受験だということを忘れてしまっている、いや意識していない人も多いと思います。


でもこういったことを意識すると、いかに厳しい闘いに向かっているのかわかるはずです。


そして「受かったらいいな」「行けたらいいな」なんて甘い考えではなく、『人を不幸にする可能性の高い闘いで、自分は勝ち抜けたいんだ、負けるわけにはいかないんだ』という考えになっていくべきだと思います。


ちょっとキツいですが、『人の不幸の上に自分の幸福が成り立っているのが受験だ』という思いを持って、今休むべきかも含めて戦略的に考えていってほしいですね!