高校生の子たちはもうすっかり2学期も半ばに入ってきました。
そこで今回は『高2のうちに英文解釈力を高めておくために、やっておくと良い参考書』について書いていこうと思います。
●順を追ってレベルアップ●
僕は以前から高2生に対しては、『冬期講習の頃には本格的に勉強していくスタートを切らないいけないよ』という話をしています。
例えば、東大・京大・医学部(基本国公立大)志望者の高2の子たちには、まずしっかり『英文解釈』をできるようになってほしいと思っています。
ここで言う『英文解釈』というのは『英文の構造把握を正確に行い、それに従って正しい和訳を作っていく』ということです。
もちろん、東大はそれほど「和訳問題」というスタンスの問題は出してきませんが、やはり母語が日本語である人にとっては、どうしても「英語→日本語→理解」という流れを崩せないように思います。
もちろんこれを「日本語なんて介さなくても理解できるレベルにまで上げよう」とすることは大変素晴らしいことなのですが、それができるまでに入試が来てしまうのが現実だと思います。
だからこそ東大・京大・医学部のような超が付く難関大を目指す子には『確固たる英文解釈力』を身につけてほしいと思っています。
最終的には「これが来たらこれを予想する」「こう来たらこう考える」といったルーティンを、高いレベルで身につける必要がありますが、まずは「どういった知識を持つ必要があるのか」を知っていく必要があります。
そこで現状そこまで英語ができない子に対しては『120構文で攻略する英文和訳のトレーニング』(Z会出版)をやるように指導します。


Z会も本ということもあり、生徒が書いた答案を添削していくという内容を含んだ本となります。
正直この添削はどっちでもいいのですが、分厚すぎない、『基礎~標準レベルの英文解釈』を練習できるという点では優れていると思います。
ただあくまで『基礎~標準レベル』なので、それ以上を求める場合はこれは合わないと思います。
この『120構文で攻略する英文和訳のトレーニング』(Z会出版)がスラスラできるようであれば、次のレベルにステップアップできます。
ここからは少々趣味によって分けていけばいいかなと思いますが、レベル的には、『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)がその1つの候補です。


また、『英文解釈の技術100』(桐原書店)も候補のうちの1つです。


詳細は別の記事でも書いているので、それも参考にして頂ければと思っていますが、『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)も『英文解釈の技術100』(桐原書店)もともに、少々簡潔な説明となっています。
それでも、上記の『120構文で攻略する英文和訳のトレーニング』(Z会出版)がスラスラできるレベルになっているのであれば、問題なくいけるのではないかと思います。
ただし、『英文解釈の技術100』(桐原書店)に関しては、解答が少々意訳がキツイところがあるので、その点だけは注意が必要ですね。
そして、ここまでに述べたものが終われば、最後に『英文読解の透視図』(研究社)をやっていけば良いと思います。


ただし、この『英文読解の透視図』(研究社)は全分野を扱ったものではなく、注意が必要な文法分野のみを扱ったものとなっている点です。
なので、いくら良い本だからといって最初にやるのではなく、最後にやるようにしていきましょう。
またこのレベルが高2のうちに終わっている必要は全くありません。
逆に高2のうちに終わってしまうと、高3のときにやるものがなくなってしまう可能性もあるので、それほど焦らず、確実に身に付くようにやっていってほしいと思います。
もちろんこれ以外にもやったら良いという参考書はありますが、ひとまずここまでにしときますね。
なお、すべてにおいて、SVOCを打ったり、カッコ付け(具体的には[ ]は名詞のカタマリを、( )は形容詞のカタマリを、< >は副詞のカタマリを表すみたいなもの)をしたりしていきましょう。
無意識でもできるようになれば問題ないですが、まずは意識的にやらないとテキトーに訳したってことになりかねませんからね。
そこで今回は『高2のうちに英文解釈力を高めておくために、やっておくと良い参考書』について書いていこうと思います。
●順を追ってレベルアップ●
僕は以前から高2生に対しては、『冬期講習の頃には本格的に勉強していくスタートを切らないいけないよ』という話をしています。
例えば、東大・京大・医学部(基本国公立大)志望者の高2の子たちには、まずしっかり『英文解釈』をできるようになってほしいと思っています。
ここで言う『英文解釈』というのは『英文の構造把握を正確に行い、それに従って正しい和訳を作っていく』ということです。
もちろん、東大はそれほど「和訳問題」というスタンスの問題は出してきませんが、やはり母語が日本語である人にとっては、どうしても「英語→日本語→理解」という流れを崩せないように思います。
もちろんこれを「日本語なんて介さなくても理解できるレベルにまで上げよう」とすることは大変素晴らしいことなのですが、それができるまでに入試が来てしまうのが現実だと思います。
だからこそ東大・京大・医学部のような超が付く難関大を目指す子には『確固たる英文解釈力』を身につけてほしいと思っています。
最終的には「これが来たらこれを予想する」「こう来たらこう考える」といったルーティンを、高いレベルで身につける必要がありますが、まずは「どういった知識を持つ必要があるのか」を知っていく必要があります。
そこで現状そこまで英語ができない子に対しては『120構文で攻略する英文和訳のトレーニング』(Z会出版)をやるように指導します。
Z会も本ということもあり、生徒が書いた答案を添削していくという内容を含んだ本となります。
正直この添削はどっちでもいいのですが、分厚すぎない、『基礎~標準レベルの英文解釈』を練習できるという点では優れていると思います。
ただあくまで『基礎~標準レベル』なので、それ以上を求める場合はこれは合わないと思います。
この『120構文で攻略する英文和訳のトレーニング』(Z会出版)がスラスラできるようであれば、次のレベルにステップアップできます。
ここからは少々趣味によって分けていけばいいかなと思いますが、レベル的には、『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)がその1つの候補です。
また、『英文解釈の技術100』(桐原書店)も候補のうちの1つです。
詳細は別の記事でも書いているので、それも参考にして頂ければと思っていますが、『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)も『英文解釈の技術100』(桐原書店)もともに、少々簡潔な説明となっています。
それでも、上記の『120構文で攻略する英文和訳のトレーニング』(Z会出版)がスラスラできるレベルになっているのであれば、問題なくいけるのではないかと思います。
ただし、『英文解釈の技術100』(桐原書店)に関しては、解答が少々意訳がキツイところがあるので、その点だけは注意が必要ですね。
そして、ここまでに述べたものが終われば、最後に『英文読解の透視図』(研究社)をやっていけば良いと思います。
ただし、この『英文読解の透視図』(研究社)は全分野を扱ったものではなく、注意が必要な文法分野のみを扱ったものとなっている点です。
なので、いくら良い本だからといって最初にやるのではなく、最後にやるようにしていきましょう。
またこのレベルが高2のうちに終わっている必要は全くありません。
逆に高2のうちに終わってしまうと、高3のときにやるものがなくなってしまう可能性もあるので、それほど焦らず、確実に身に付くようにやっていってほしいと思います。
もちろんこれ以外にもやったら良いという参考書はありますが、ひとまずここまでにしときますね。
なお、すべてにおいて、SVOCを打ったり、カッコ付け(具体的には[ ]は名詞のカタマリを、( )は形容詞のカタマリを、< >は副詞のカタマリを表すみたいなもの)をしたりしていきましょう。
無意識でもできるようになれば問題ないですが、まずは意識的にやらないとテキトーに訳したってことになりかねませんからね。