12月という区切れ目の目安を意識して、集中して取り組む重要性 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

8月も終わりに近づいていますね。

そこで今回は『12月という区切れ目の目安を意識して、集中して取り組む重要性』について書いていこうと思います。

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●センター対策と2次対策●
もう夏休みも終わろうとしていますね。


ほとんどの中学生・高校生は学校の宿題に追われ、その宿題の確認テストの準備に追われる日々を送っていると思います。


もちろんこれを乗り切っていることも重要ですから、まずはそっちに集中してほしいと思っています。


ただそれを越えるとまた日常がスタートします。


中学生~高2生までは『勉強する習慣を身につける』ことが重要ですから、「いかに継続的に勉強できるか」ということが大事になってきます。


ただ高3生・浪人生はもちろんそんなことを言っている場合ではないですよね。


私立大受験者で、センター試験があまり関係ない人にとっては、そこまで「12月」という月を強く意識していく必要はないと思います。


しかし、国公立大志望者にとってこの「12月」という月は様々な意味で重要です。


東大・京大を抜いたほとんどの大学が「センター試験で高い点をとれれば合格の確率がかなり高まる」というのは事実だと思います。


ただそんなセンター試験も、国公立大志望者でもいつも意識して勉強しているわけではないと思います。


ほとんどの場合は「2次試験」の勉強を中心に行っていき、センター試験のための勉強は後回しになってしまいがちです。


正直2学期の大半もそれで良いと思っています。


ただ、中にはそれではマズイ状況となってしまう人も出てきますから、そういった人は少し早めからセンター試験の対策をしていくべきですね。


とはいえ、基本的には『12月からセンター試験の対策を徹底して行っていく』ので良いと思います。


ただしここで言う徹底したセンター対策というのは、全教科に対してのものではありません。


僕が様々な生徒を担当してきた経験上、2教科くらいしか本当に根を詰めて勉強することはなかなかできないのではないかと思います。


必然的にこの2教科というのは「センター試験でのみ必要な教科」という可能性が非常に高くなってくると思います。


そう考え出すと、2次試験にまで必要な教科をしっかり勉強できるいったんの限界は「12月」に入るくらいまでということになります。


まぁ実際にはもう少し延びても大丈夫だと思いますが、それでも12月中旬頃には明確な切り替えというのが必要となってくると思います。


そうすると、「予想以上に2次試験対策にかけられる時間が短い」ということになります。


もちろんセンター試験が終わった後にも時間がありますから、再度2次試験のための勉強というのをしていくことは可能となるでしょう。


でも、いったんセンター試験の対策の勉強に集中する期間を設けると、どうしても2次力というのは落ちてしまうと思います。


すなわち、ここまでの内容を総合すると、『12月に入るまでは徹底した2次対策→12月に入ればセンター対策をしていく→センター試験後に2次試験対策を再開し、なんとかセンター前の学力に戻す+α』ということになります。


やはりどう考えても「12月」というのが非常に重要な月、目安であることは言うまでもありません。


ちょっと気は早いかもしれませんが、12月に入るまでの残りの期間、これが本当に最後の2次試験対策期間と考えて、必死にやっていってほしいと思いますね!