英文解釈をやってみよう!(10)~解説編~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

さて前回の英文解釈問題(10)の解説をしていきましょう! 


今まで同様、難関大志望者用に簡略な解説をしていきますね。


なので、もし解説でわからない部分がある場合は、どうぞ、このブログのメッセージやFacebookのメッセージ機能から送って頂ければと思います!


なお、[  ]は名詞のカタマリを、(  )は形容詞のカタマリを、<  >は副詞のカタマリを表しています。

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●解説●
It takes isolated dialects(of[what was <once> a single language])<only> a few thousand years to become <mutually> incomprehensive.


“It takes(人など)時間など to do ~ = It takes 時間など(for 人など)to do ~”で「(人などが)~するのに時間などを必要とする」と訳す構文(「時間」が来ているときには「時間がかかる」と訳すのが通例)。


ここでの最大のポイントは『"to do ~"部分の意味上のSがいったいどこであるのかを間違えないこと』である。


また「人など」と書いたが、ここにはどのようなものでも持ってくることができ、「時間など」の部分には「お金」以外はどんなものでも持ってくれる点も注意(「お金」のときは"cost"を使う)。


今回は、「人など」部分に”isolated dialects of ~”が来ており、「時間など」部分に”only a few thousand years”が来ている。そして「to do ~」部分に”to become … incomprehensive”があると考えればよい。



●全訳●
かつて1つの言語であったもの[言語]における分離された方言が、相互に理解できないものとなるには、ほんの二、三千年しかかからない。