英文解釈をやってみよう!(3)~解説編~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

さて前回の英文解釈問題(3)の解説をしていきましょう! 


前回同様、難関大志望者用に簡略な解説をしていきますね。


なので、もし解説でわからない部分がある場合は、どうぞ、このブログのメッセージやFacebookのメッセージ機能から送って頂ければと思います!


なお、[  ]は名詞のカタマリを、(  )は形容詞のカタマリを、<  >は副詞のカタマリを表しています。

$教育に生きる! 灘高&京大卒 塾講師が、グローバル化社会を生き抜く人材を本気で養成するブログ


●解説●
Men(kept awake <for periods of up to one hundred and eighty hours> were unable to concentrate or to do fine work, and they <rapidly> developed hallucinations and extreme irritability.


文全体の大きな構造は、MenがS、were unable to concentrateがV1、そしてandで並列されている(were unable) to do fine workがV3 Oという形となっている。


Menの直後のkeptだが、原則他動詞にも関わらず後ろにOがないのでp.p.形と判断すればよい。ここでkeptは、”keep OC”で「OをCにしておく」という意味で使われており、Menに修飾すると考えればよい。


and以降はtheyがS、developedがV3、hallucinations and extreme irritabilityがOとなっている。


読解のポイントとしては『-ed形(過去形と過去分詞が同じ形の語)で、他動詞なのにOが1つなければp.p.形だと判断する』というものです。超が付くほどの基礎ですが、注意しておきましょう。


また、形が過去形であれ過去分詞形であれ、もともと動詞である事実は変わらないので、何かしらの文型をとることにも注意。



●全訳●
180時間に至るまでの[180時間もの]間、起きたままにされた人たちは、精神を集中できなかったり、素晴らしい仕事をすることができなかったりして、急速に幻覚症状と極度のいらだちを示した。