心に響く浪人生 | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回は僕の悲しみにも似た話を書いていきました。今回は逆の話を書いていこうと思います。


そこで今回は『心に響く浪人生』について書いていこうと思います。

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●僕の教え子の体験談からの学び●
私立下位層のクラスは雨の日は出席率が下がりますね(笑)


まぁ毎年のことなんで、最近となればすっかり慣れてしまいました。


もちろん、そんなこととは無関係に一生懸命勉強している子たちも多数います。


あまり時間的余裕がないので、雑談なるものをすることは少ないのですが、私立下位層のクラスに対しては『励まし』とも言えるような話をするときもあります。


最初の講で心構え的なことを話しますし、それ以降も時折雑談がてら話していきます。


先に書いたように『励まし』的な話もしますが、『厳しい現実』の話もします


僕の教え子に20歳をはるか越えてから大学受験をしようと思い立った子がいました。


この子は浪人生活(受験生活)に入る直前まで専門学校に行こうと考えていたそうですが、一念発起し大学受験を考えた子です。


この子は英語は本当に全くと言っていいほどやっておらず、予備校の授業もこの子からすれば、はるかレベルが上でしんどかったと思います。


それでも入試があり来れないときを除いてちゃんとすべての授業に出席していました。


それこそ最初はappleのスペルさえも怪しかった。でも努力を継続していったわけです。


今までにない苦労をしたはず。でも諦めずコツコツやっていった。


何せ志望は外国語大でした。


もちろんすべての外国語大が難しいわけではありませんが、その子からすれば、どこも難しいですし、確固たる目標も持っていました。


そして入試を迎え、その子は合格を手にしました。ちゃんと本人が志望した外国語大に合格しました


こういった子は決してラクな生活をして合格したわけではありません。


でもしっかり自分の生活を1年間犠牲にして必死に取り組んだわけです。


こんな話をすると、心に響いてくれる子もやはりいます。


もちろん全然響かない子もいるでしょう。


でも少しでも響く子がいるなら、この話を聞いて、改めて気合いを入れ直して、これからの勉強に取り組んでいってほしいと思います。


心になかなか響いてくれない多浪生がいる中で、心に響いてくれる浪人生に出会うのも楽しいもんですね。