まずは特定分野を徹底的にやり込み、自信を磨いていく | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

受験生であれ社会人であれ、勉強していく際、すべてが英語のような言語系ではないはずです。


そこで今回は『まずは特定分野を徹底的にやり込み、自信を磨いていく』ということについて書いていこうと思います。

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●理系教科に特に生きる土台勉強●
英語の授業を予備校的に分けると、「英文法、英文解釈、長文読解、英作文」の4つとなります(これには賛否両論あると思いますが、ここではその議論はしません)。


しかし、この4分野というのは完全にバラバラなわけではなく、関連性を持ってつながっています。


正直このような教科の場合、ある特定分野を鍛えたからといってすべてが得意になるわけではありません。


確かに、仮定法や時制の文法問題のように1回パターン認識をしてしまえば、一挙にできるようになっていく分野も存在します。


しかし、一般的には徐々に積み上げていかないことには、英語は伸びていきません


その一方で、数学や理科のような教科はどうでしょうか?


僕自身、今でこそ英語講師をしていますが、もともとはバリバリの理系です。


高校入試に受かったのも数学に依るところが大きいのではないかと思うくらいです。高校入試レベルなら解けないものはほぼない状態の中学生でした。


そして高校に入ってからも、最も得意な教科はと言われれば、確実に数学だったと思います。


もちろん英語も得意な方ではありましたが、数学と比べれば全然普通だと思います。


それほどまで数学が得意だったのです。


ではなぜこのような理系教科が得意であったのか?


もちろん、幼少期の頃からの経験が大きいのもありますが、やはり『特定分野を徹底的にやり込むことを繰り返した経験』が大きいと思います。


実は理系教科を最初に鍛えていくためには、この発想が重要なのではないかと思います。


『どこか1分野でもいいから、徹底的に得意と言えるレベルにまで引き上げていく』ことをしていくことで、その教科の一部分に対する絶対的自信がつきます


そして、そのような『成功体験』を持っておけば、異なる分野でも十分にクリアーできるのではないかという自信が生まれてくると思います。


これを繰り返していくことで、自動的にその教科が得意に変わっていくと思います。


もちろんこの『特定分野』に対する習熟度が人によって違うのは仕方ないと思いますが、それでも全く出来ないという状況からは変わっていきます。


先日も書いたように、勉強を継続していくためには『成功体験の連続』というのが必要不可欠だと思います。


そして理系教科の場合はそのような『特定分野を鍛えることによって成功体験をする』ことが英語のような教科と比べて比較的簡単だと思います。


極端な話、「その特定分野の強化が終わるまでは他の分野はやらない」くらいの気持ちでやり込んでいくが、結果的には非常に良い効果を生んでいくと思います。


実は英語でもこれはできないわけではないんですよね。


ただ理系教科とは異なり、「このレベルの問題集が完璧になるまでは他の問題集には手を出さないでおこう」といったようなスタイルでの特化になると思います。


形はどうであれ、まずは『特定分野を徹底的にやり込んで、自信を持って得意と言える分野を作っていく』ことが重要だと思いますね!