目標は語るだけでは意味がない。失敗を恐れずに実行する | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

以前「夢なんて言うと実現できない気がするから、僕には夢なんてない。あるのは目標だ」なんてことを書いていきました。


そこで今回は『目標は語るだけでは意味がない。失敗を恐れずに実行する』ということについて書いていこうと思います。

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●口を動かさずに脳を働かせる●
この時期は受験生にとっては非常に難しい時期です。


4月からの受験生生活に慣れ、順調に勉強できている子もいます。


いわゆる「5月病」に苦しんで、6月になり切り替えようと思っているものの、なかなか抜け出せる雰囲気を感じない子もいます。


ただ現実としてマーク模試が返ってきたり、ハイレベルな模試を控えていたりと、どんどん受験生として現実を直視しなければならない時期を迎えてきていると思います。


さて、そんな中、悲しいかな『現実逃避』をしてしまう子もいます。


ここで言う『現実逃避』というのは、決して受験生活からドロップアウトしてしまった状況を言っているわけではありません。


典型的な例としては『休憩時間がどんどん長くなり、「こんな大学に行ければな~」と目標ではなく夢を語り始める子』です。


僕が出講している塾などでもこういった子はいます。


自習室から出てきて、自分の知っている先生を見つけては、自分の出来なさを愚痴っている子です。


でも、こういった行為はもったいないですよね。


受験生活は長いようで、非常に短い生活です。


もちろん気持ちの上下動があるのは仕方ありません。


でもだからといって、そのような『夢をただ愚痴のように語る時間』というのは何も生み出さない事実は変わらないわけです。


もちろん僕もこのような話を聞くことはあります。


そしてアドバイスするときもあります。


でもその際に最後に言うようにしていることがあります。


それは、厳しいかもしれませんが、『夢を語っている時間があれば、自分自身に対する愚痴を言っている時間があれば、その時間を徹底的に勉強に費やして自信を付けていこう』ということです。


残念ながら、夢を語るのに必死になるあまり、そして失敗を恐れるあまり、それを実行に移している子が意外に少ないのです。


やたら自分の志望大のマニアになったり、自分が進みたい仕事のマニアになっていかんばかりに知識を付けたりしていきます。


でも、それを達成するための、第一関門である志望大へ受かるための、マニアになりそうなまでの勉強には身が入っていないのです。


確かに気分の上下動の下の方になりやすい時期です。


でもここを越えなければ先はありません。


まず口を動かす前に、脳を動かしていってほしいと思います!