苦手分野だからこそ一点特化で得意になるまでやり切る | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

受験生・社会人ともに「苦手だけど攻略しなければならない分野」というものはあると思います。


そこで今回は『苦手分野だからこそ一点特化で得意になるまでやり切る』ということについて書いていこうと思います。

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●一点特化して成功体験をおさめる●
攻略する必要があるにも関わらず、苦手な分野に出くわした場合、どのように対処したらよいでしょう?


言い方は悪いですが、ダメな受験生は、残念ながら苦手教科に目を向けようとしません。


しかし、実際に受かっていくためにはこのような苦手教科や苦手分野を攻略していく必要があります。


さて、そのためにはどのようにしたらよいでしょうか?


僕が重要だと思うのは『苦手分野だからこそ、まずは一点特化で得意になるまでやり切る』ということです。


ただここで注意しなければならないのは、『苦手分野全部をするのではなく、特定分野のみで良い』ということだと思います。


僕は英語講師をしているので、よく英語が苦手だという子を目の前にすることが多いのです。


しかし、そのような子たちでも「これはできる!」と思ってもらえる典型例が「仮定法」の分野だったりします。


もちろん仮定法も奥深いので、難しい部分もありますが、そこにはいったん目をつぶり、文法問題を解くための仮定法など、非常にわかりやすい部分から入っていきます。


そうするとどうでしょう。苦手だと思っていた子も、いかにも仮定法が得意かのように感じてもらえるわけです。


そうすると、一挙に「仮定法全体も少し頑張ればクリアーできるかも!」という気持ちになってきやすいのです。


英語全体が苦手だとしても、いきなり英語自体を得意にすることはできません。


しかし、英語の中でも「仮定法」という分野に限定する。


さらには、仮定法の中でも文法問題という分野に限定をする。


そうすることによって、「意外に英語ってできるかも!」という良い意味での勘違いを生み出すことができます。


でもこのような『成功体験』というのは非常に重要だと思います。


1回も『成功体験』がなければ、まさに先が真っ暗な状況なので、先へと進んでいくことが非常に厳しいです。


ただ1回でも『成功体験』があれば、努力の度合いと成功までの距離感が実感を持って経験できるので、勉強もはかどっていくと思います。


このように『苦手分野だからこそ一点特化で得意になるまでやり切る』ということをしてみたらどうでしょうか?