模試を受けて精神的な反省をせず、技術力・知識量への反省をする | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

つい最近河合塾の全統マーク模試がありました。僕の生徒でこの模試を受けている子も多く、自己採点の結果を教えてもらっています。


そこで今回は『模試を受けて精神的な反省をせず、技術力・知識量への反省をする』ことについて書いていこうと思います。

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●自分の不足の本当の原因を見つめ直す●
記述模試は自己採点ができる部分が限定されているため、文字通りの「答え合わせ」レベルで止まってしまうことも多いと思います。


正直これ自体は仕方ないことですし、記述模試に関しては、実際に答案が返ってきてから詳細な分析を行えば良いと思います。


その一方でマーク模試はマークミスをしているという状況を抜けば、基本的に自分の正答率も間違っている箇所も完璧にわかります。


ということは、自己採点をしたその日からすぐに復習・見直しができるというわけです。


実際に現役生にも浪人生にも自己採点をした結果を教えてもらってますが、そこで軽く話すときに『精神的な反省』をする子がよくいます


「ここで時間をとられたんで、ここを解く時間があまりなくて焦ってしまって間違えました」とか「朝一の模試であまり気が乗らなかったのが悪い点につながっちゃいました」のようなものです。


しかし、この『精神的な反省』はしても仕方ないのではないかなと思います。


ちょっと厳しい言い方かもしれませんが、心理的に調子が良かろうが悪かろうが試験は待ってくれません。


焦るか焦らないかは別にして事前から模試の制限時間はわかっています。


もっと言えば、模試の形式がすでにわかっていて、だいたいの時間配分もわかっているということもあると思います。


つまり、そのような場で点数がでなかったり時間が足りなかったりする原因ははっきりしているということです。


そしてそれは、最初から『技術力・知識量が足りない』のか『時間配分に対する練習が足りていなかった』のかのいずれかであることが多いと思います。


もっとシンプルに言えば、『技術や知識面での不足が原因だ』ということです。

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●心理面を気にせず自己鍛錬を行う●
ただこれ自体は決して悪いものではありません。


というのも、こういった不足を見出すために模試を受けていくからです。


もし、このような模試で完璧なまでに点をとれたら、それは嬉しいという心理面には影響しますが、学力面には一切影響しないということになります。


ということは、「模試を受ける時間だけとられたものの、結果得るものはなかった。さらにはいつもより疲れた」という悲しい結果になるわけです。


こう考えると、模試で点がうまく出なかった場合は、『しっかり学力面での弱点に目を向け、一喜一憂することなく、自己鍛錬する箇所を確認できた』と心機一転喜んでいくべきだということです。


なかなかすぐにはこのような発想は厳しいと思います。


しかし、最終的に入試という難関に合格すればいいわけですよね。


ならば、このように発想して、決して自分自身に対してネガティブになることなく、自己鍛錬ができた方がいいのではないかと思います。


しっかり自分の弱点を見つめ直していきましょう!