入試をクリアーするためには長文読解問題を攻略していかなければならないのはわかって頂けると思います。
さて、そのような長文問題をクリアーするためにも多数の問題集が出版されています。
しかし、実際にはただ単に問題を載せて、その解答とちょっとした解説を合わせて載せているだけの問題集も多いです。
また、ある一時期から『いかに長文を読みこなしていくか』といった技術的なニーズに合わせて作られた問題集も増えてきました。
その代表例として『パラグラフリーディング』に関して書かれた参考書も多々あるのも事実です。
このパラグラフリーディングに関する話は今度に回すことにして、今回は、これとはまた違った視点の長文読解の問題集・参考書を紹介していこうと思います。
それは『佐藤ヒロシの英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー』(中経出版)です。


●他とは違う視点●
普通長文問題集と言われると、上記のように『どうやって読んでいくのか』といった『読み』の面に意識がいった問題集が多いのです。
これ自体は時代的にそのような問題集が先に出版され、それが爆発的に売れたというのが背景にあるのだと思います。
しかし、やはり長文読解問題をクリアーしていくためには『読解』というだけあり、『読み』以外に『解き』の部分が非常に重要となってくるのはわかってもらえると思います。
とはいえ実際にはこの『解き』の部分を徹底的に解説した、体系化した問題集はなかなかないのです。
というのも、問題数を重視すれば解説が薄くなってしまうし、解説を重視すれば問題集が少なくなってしまうからです。
もちろん問題数が少なくても良い問題集であれば不満も出ない可能性も高いですが、実際にはそこまで優秀な、秀逸な解説というのが載せられた問題集はなかなか存在しないのが現状です。
それに対し、今回紹介しているこの問題集は『解くときに何を意識するのか』『解くときのアプローチはいかなるものか』といったことに徹底的にこだわったものとなっています。
ただ、残念ながら上記の傾向に違わず、解説が非常に詳しくなっている分問題数は少なくなっています。具体的には、導入問題として短い問題が「18題」、実際の長文読解問題が「12題」という構成になっています。
もちろんこの『解き』の際には『読み』の姿勢も重要になってくるので、その部分もしっかり解説しているのは言うまでもありません。
●掲載内容・対象レベル●
掲載されている内容としては、「『なんとなく』からの脱却」「空欄補充(「論理」系の問題)」「空欄補充・内容判定Ⅰ(「知識」か「論理」か?)」「空欄補充・内容判定Ⅱ(Discourse Markerを埋めよ)」「指示語・タイトル選択・内容判定」「指示語・空欄補充・内容判定」「指示語・英問英答」「タイトル選択・内容判定」「英問英答・タイトル選択」「空欄補充・英問英答」「下線部内容説明」「脱文挿入」「総合問題(空欄補充・タイトル選択・内容判定)」となっています。
扱われている出典大学としては、「明治大」「立教大」「埼玉大」「神戸大」「明治大」「法政大」「青山学院大」「立教大」「早稲田大」「中央大」「早稲田大」「慶應義塾大」となっています。
対象レベルとしては上記の大学を見てもらえればわかるように、中堅以上の大学を中心に扱っています。
なので、対象レベルとしては、高3生になって本格的に長文読解を始めるとなれば、問題演習を大量にこなす前に一度経験してほしい問題集です。
●最後に●
長文読解のレベルを上げていくにはどうしても問題数をこなす必要もありますし、和訳力を始めとする『正確に構造が把握できて、その通りに意味を把握することができる力』というのが非常に重要なのです。
しかし、むやみやたらに長文問題をこなしたからといって、間違った解き方・読み方でやっていってはなかなか伸びていかないのはわかってもらえると思います。
まずはこのような問題集を利用して、正確な『長文読解をするための読み方・解き方』というのを学んでほしいと思います。
さて、そのような長文問題をクリアーするためにも多数の問題集が出版されています。
しかし、実際にはただ単に問題を載せて、その解答とちょっとした解説を合わせて載せているだけの問題集も多いです。
また、ある一時期から『いかに長文を読みこなしていくか』といった技術的なニーズに合わせて作られた問題集も増えてきました。
その代表例として『パラグラフリーディング』に関して書かれた参考書も多々あるのも事実です。
このパラグラフリーディングに関する話は今度に回すことにして、今回は、これとはまた違った視点の長文読解の問題集・参考書を紹介していこうと思います。
それは『佐藤ヒロシの英語長文[マーク式]が面白いほどとけるスペシャルレクチャー』(中経出版)です。
●他とは違う視点●
普通長文問題集と言われると、上記のように『どうやって読んでいくのか』といった『読み』の面に意識がいった問題集が多いのです。
これ自体は時代的にそのような問題集が先に出版され、それが爆発的に売れたというのが背景にあるのだと思います。
しかし、やはり長文読解問題をクリアーしていくためには『読解』というだけあり、『読み』以外に『解き』の部分が非常に重要となってくるのはわかってもらえると思います。
とはいえ実際にはこの『解き』の部分を徹底的に解説した、体系化した問題集はなかなかないのです。
というのも、問題数を重視すれば解説が薄くなってしまうし、解説を重視すれば問題集が少なくなってしまうからです。
もちろん問題数が少なくても良い問題集であれば不満も出ない可能性も高いですが、実際にはそこまで優秀な、秀逸な解説というのが載せられた問題集はなかなか存在しないのが現状です。
それに対し、今回紹介しているこの問題集は『解くときに何を意識するのか』『解くときのアプローチはいかなるものか』といったことに徹底的にこだわったものとなっています。
ただ、残念ながら上記の傾向に違わず、解説が非常に詳しくなっている分問題数は少なくなっています。具体的には、導入問題として短い問題が「18題」、実際の長文読解問題が「12題」という構成になっています。
もちろんこの『解き』の際には『読み』の姿勢も重要になってくるので、その部分もしっかり解説しているのは言うまでもありません。
●掲載内容・対象レベル●
掲載されている内容としては、「『なんとなく』からの脱却」「空欄補充(「論理」系の問題)」「空欄補充・内容判定Ⅰ(「知識」か「論理」か?)」「空欄補充・内容判定Ⅱ(Discourse Markerを埋めよ)」「指示語・タイトル選択・内容判定」「指示語・空欄補充・内容判定」「指示語・英問英答」「タイトル選択・内容判定」「英問英答・タイトル選択」「空欄補充・英問英答」「下線部内容説明」「脱文挿入」「総合問題(空欄補充・タイトル選択・内容判定)」となっています。
扱われている出典大学としては、「明治大」「立教大」「埼玉大」「神戸大」「明治大」「法政大」「青山学院大」「立教大」「早稲田大」「中央大」「早稲田大」「慶應義塾大」となっています。
対象レベルとしては上記の大学を見てもらえればわかるように、中堅以上の大学を中心に扱っています。
なので、対象レベルとしては、高3生になって本格的に長文読解を始めるとなれば、問題演習を大量にこなす前に一度経験してほしい問題集です。
●最後に●
長文読解のレベルを上げていくにはどうしても問題数をこなす必要もありますし、和訳力を始めとする『正確に構造が把握できて、その通りに意味を把握することができる力』というのが非常に重要なのです。
しかし、むやみやたらに長文問題をこなしたからといって、間違った解き方・読み方でやっていってはなかなか伸びていかないのはわかってもらえると思います。
まずはこのような問題集を利用して、正確な『長文読解をするための読み方・解き方』というのを学んでほしいと思います。