リスニングを鍛え、英会話へとつなげる②~『問題を解く』~ | 大学受験 英語勉強法 〜灘高&京大卒 塾講師からの指南〜

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中学受験に失敗…その後懸命に努力し高校受験で灘高に合格! 一時燃え尽き症候群で苦しむも再起し京大合格! 今ではその経験を活かし、塾・予備校講師として主に高校生・浪人生に英語を教える日々。そんな講師が具体的な大学受験の英語勉強法を提示する。

前回ディクテーションをすることの重要性を話しました。
今回は続きとして『問題を解く』ということを話していきます。


前回話したように、
ディクテーションでは「気付きを得る」ことが大事であるということでした。


自分にとって、どのような音のつながりが聞こえないのか
をチェックし、そこを徹底的に意識して聞いていくことが重要になります。



しかし、それだけではまだ
「バッティングセンターでゆっくりの球を打っているだけ」
に過ぎません。



確かに、かなり速い球を打つこともできますが、
やはり『実戦』とは違うと思います。


そこで、そのような苦手な音のつながりなどが本当に聞けるのかを
チェックするために、『実戦』が大事になってきます。



もちろんそのためのベストは海外に行って、
英語を実際に使うことだとは思うのですが、
そう簡単に行けない人も多いと思うので、
そういう人は、まずは
『理想状態での実戦』からスタートするとよいと思います。


それが『問題を解く』ということだと思います。


入試という観点で見れば、
少なくともセンター試験でリスニングがあるので一石二鳥です。


まずは入試をクリアーするためという思いで頑張りながら、
それが将来海外に行ったときに、海外を満喫する手段へと変わると思います。


社会人で入試とは無縁な人であったとしても
『問題を解く』ことは役に立つと思います。


というのも、人間『アウトプットをしないと成長しない』からです。


もちろんCDなどから聞こえてくる音声は理想状態かもしれません。
しかし、それでも『アウトプット』をすることは非常に重要です。


このような『アウトプット』をすれば、
必然的に自分が苦手と思って、
意識的に聞こうとしていた部分以外の部分が聞こえなかったりすると思います。


また問題を解こうと意識することによって、
目的意識を持って聞くことができます。
これも非常に重要だと思います。


そしてそのように目的意識を持って臨むと、
今度は自分が本当は強化したいと思っていたところを逃すかもしれません。


でもいいではないですか。
だって、『アウトプット』をしないと自分の新たな弱点が見つかりません。


そして弱点というのは恥ずかしいものではありません。
これからその分だけ成長できるというポジティブなものです!



まずは『理想状態での実戦』として『問題を解く』ことを通じて
『アウトプット』をしていきましょう!



そこから次のレベルへとつながっていきます。