懐かしい日常 | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

ども、のどかデス。

酷暑が続いてますが、皆様お元気ですか?

のどかは夏バテしつつも、毎日ドタバタしてます。

母もやっと退院でき、今は自宅療養中です。

なかなか状態が安定せず、2日おきに訪看さんに点滴をしてもらってます。


さて、夏休みも終盤。
(地域によってはもう学校が始まってますね)

今日は娘の学校の登校日でした。

夏休みでダラケきってた我が家にも、
1日だけ日常が戻りました。

もうそれはそれは、朝起きてからずーっと怒鳴ってるような感じ(笑)

ほら起きろ~!
テレビに集中しないで、ご飯食べろ!
プリントは?
宿題置きっぱなし!
靴下!左右違うじゃん!
制服シワだらけやんか!
シャンとせなっ!
水筒忘れとるし!
ゴミ出しといてー!
あぁ!鍵忘れてる~!

まぁこんな感じデス。

元気よく出掛けて行った娘。

ふぅ~・・・。

ふとリビングがよく見渡せる部屋にいるダンナさんの遺影に
つぶやいていました。

「相変わらずアンタの娘はあんなよ~」
・・・って。

そしたら

「苦労かけるなぁ~」

とダンナさんの声が聞こえました。

「私もあなたもあんなドタバタするような子じゃなかったよね~」
と言うと。

「いや、俺らの子だろっ♪」
とダンナさん。

ふふっ♪

生前、よく二人でした会話。

女の子なのにお転婆な娘。

よく怪我したり、バタバタとすると私が
「私は静かな子だったのにな~」と言うと
ダンナさんが「いやいや!よく似てるし!」とつっこむ。

もちろんお互いに冗談で話してます。
(実際の私は娘と同じお転婆娘デシタ)

そんな会話もよくしていた一部。

ふと、懐かしい時間が戻った瞬間でした。

あぁ、よくこんなふうに話していたよね・・・と。

不思議と淋しくはありませんでした。

嬉しかったです。

彼はいつまでも彼なのだと。

変わらず私たちを見守ってくれてるのだと。

温かい気持ちになりました。

有り難う。

今日の青い空を見て、笑顔になれました。