鬼教官!?鬼刑事!?いやいや鬼嫁デス! | 生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)

32歳で自分の腎臓癌が見つかり、手術も成功してホッとする間もなく
今度は最愛のダンナさんにスキルス胃癌が!!
2年1ヶ月の闘病を終え、ダンナさんは旅立ちました。
ダンナさんとの想い出と1人娘との生活について書いてます。

朝一で更新したブログでは、
ダンナっちの好調ぶりを書いたのですが。

じつはあの後、一波乱ありました。

6時半、起床と同時に、バイタルと酸素を計りに、
看護師さんが来てくれたのですが。

あれ?いつもは98とかある酸素濃度が
今朝は88しかない。

看護師さんが「苦しい?」と聞くと
「苦しい」と答えた為、酸素吸入をすることになりました。

しかーし!
しっかり目覚めたダンナっち、
なんじゃこりゃ~!!とお怒りモード。

事情を話したけど、「オレは聞いてない!」と
つけていた吸入器は外すし、
出てきた朝食を拒否る!

オレは断じて食べないぞー!と
口を結んだままひらきゃしない。

今朝は昨日面会に来て下さった、
大事な友人のお母様の差し入れのお寿司もあったので
一緒に食べよう♪と誘ったのですが、それでもダメで…。

しまいには「もうご飯は食べない!」
「オレはこのままでいいんだ~!」
「お前はウルサイから帰れ!」
と言い始め。

ここで、鬼嫁のどか登場!

何がいいんじゃ~ワレ~!

ここまで心配かけておいて、何がウルサイだ~!

帰れと言われたって帰らないからね~!

男なら根性みせて、言ったことは貫かんかーい!!


はい、鬼嫁デス。

心配した看護師さんも「大丈夫?無理なら一口でいいよ」と
言ってくれたのですが。

のどかの「甘えてるだけですっ!大丈夫ですからっ!」
という迫力に、下がってしまいました…。

スミマセン、鬼嫁で。

でもこのお寿司だけは、絶対に食べてもらいたかったんです。

差し入れて下さった方、じつは今年の1月に
大事な愛息子さんを、骨肉腫で亡くされてます。

それでも前向きに明るく、我が家を全身全霊で
励まし続けて下さる方。

主人の事「長男だと思っているからね!」
「絶対に大丈夫!元気になるよ」と励まして下さる方。

そして何よりも、「亡くなった彼の分までオレは生きる」
とダンナっちも言っていた。

だからこんな事で挫けてほしくなかったし
お母様からいただいた御寿司には
たくさんの愛情が詰まっているから、
一口でも多く食べて欲しかったんです!

のどかとダンナっちの闘いは1時間続きました。

勝者!の~ど~か~!!

一口御寿司を口に入れ、様子を見ていたら。


あ、ダンナっち口を開けた♪

もう一口ということね♪

ということを重ね、気がついたら8貫食べてました。

え~っと…。

のどかの分は!?

ぜーんぶダンナっちのお腹の中に入っちゃいました。

まぁいっか~♪

そして御寿司だけでは足りず、
結局病院食のお粥も3分の2食べて、朝食は終了。

よく食べてくれました。

その後清拭して少し休憩して
10時すぎにおやつとしてハーゲンダッツを1カップ食べました。

今は大人しく酸素吸入をしながら眠ってます。

鬼嫁ですが、娘っちにも「怖っ!」て言われますが、
愛情あってのことですよ~。

生存率5%にかけた夫婦の闘病記(二人三脚で病に打ち勝つぞ!)-2011110706590000.jpg