今日もスープ作りに勤しむ、のどかです。
先週金曜日に入院したダンナっち。
今週の火曜日がピークだったらしく、
それから少しずつですが、落ち着いてきています。
さて、「食べつかせ」という言葉をご存知ですか?
私は最近まで知りませんでした。
この食べつかせという言葉、
病気の人に対して、看病している人が遣う
言葉のようです。
私のスープの教科書である、
辰巳先生のご本に書かれていることなのですが。
食べつかせるとは、食べられる状態であるのに、
食べれば回復が早いはずなのに、
食欲のきっかけをつかめず、
宙をまさぐっているような人。
この人の気の先をつかんで、
好みのものを与え、
食欲の焦点を作ってあげるということ。
(あなたのために いのちを支えるスープ 辰巳芳子著 より)
毎度毎度お世話になっているこのご本なのに、
この一説を読んだのは、じつは今回が初めて。
いつもスープのレシピばかりみていて、
他の部分をちゃんと読んでいなかったんですね。
でもまさに、この「食べつかせ」ということ、
今のダンナっちと私の状態の事を言っていると思いませんか?
今の私はダンナっちの食欲回復と、
体力の回復に全力をそそいでいます。
そしてこの食欲回復のために、
今スープでそのきっかけを探しているような状態です。
栄養価を考えるとこれかな・・・、
いや飲みやすさを考えるとこちらか・・・、
でもこちらの食材の方が滋養がつくかな・・・、
ダンナっちの好み的にはこちらの方かも・・・。
こんな事を思案しながら、
毎日スープを作っています。
この想いがしみこんだスープ、
どうかダンナっちの「食べつく」きっかけになりますように。
といわけで、今日は
・ポータージュ・ボン・ファム(ボン・ファムとは品の良い女性という意味らしい)
・玉葱のぽったら煮込み(小ぶりの玉葱を丸ごとスープに)
・カブのポタージュ(辰巳先生ご自身、ご自慢のスープレシピ)
を作って持って行きます。
どうかダンナっちの「食べつく」きっかけに
そして体力回復、病気克服の一端になりますように。