アイドル楽曲大賞2015投票結果 | 今酔の肴

今酔の肴

不定期更新

アイドル楽曲大賞の季節がやってきました。今年は【期間が短かったな】それに尽きると思います。投票期間も短かったし、エントリー期間も短かった。
もっとエントリーしてほしかった曲もあるし、もっと色々考えて投票したかった。
特にメジャー部門に関しては本当につまらない投票結果になっちゃったなと後悔しています(チーム・をとめ座がエントリーしていれば…)

ウダウダ言ってても始まらないので自分の投票結果をここに記したいと思います。
尚、年末ぐらいまでには個人的アイドル楽曲大賞2015BEST50でも書きたいと思っていますので、そちらにご期待下さい
※追記アイドル楽曲2015 BEST50

とりあえず今年は投票結果の前に、あの一曲に今年のアイドル楽曲大賞殿堂入りを勝手に授けたいと思います。※以下【アイドル名】曲名の順になります
それは

【3776】(答え合わせ)

去年の年末に3776『ラブレター』が発売された時に、もう来年一年はこれ以上のアイドル作品は発売されないんじゃないか?そう思わずにいられなかった要素の大部分を占めるのがこのトラックです。
いきなり始まった答え合わせ、『ラブレター』全ての作品に3・7・7・6拍子が含まれていると何の前触れも無く始まった答え合わせ、この答え合わせを聴いた瞬間、自分の中の楽曲派という言葉がボロボロと崩れていくのを感じました。
淡々と3776拍子の説明をする“ちよのちゃん”、その後にこちらが恥ずかしくなるぐらいデレる要素満載なラブレターに関する小芝居があるという。ある意味アイドルの作品としてはもう完璧としか思えませんでした。
本来はこの曲、というかこのトラックに全ての点数をぶち込みたいぐらいの気持ちはありますが、そうなるとこの記事が全く意味をなさない物になってしまうし、アイドル楽曲大賞は投票するまでが楽しいという本来の喜びを失ってしまう気がしたので、今年のアイドル楽曲大賞殿堂入りという形をとらせていただきます。

それでは今年のアイドル楽曲大賞投票結果を記していきたいと思います。
まずは『推し箱部門』

これはもう【生ハムと焼うどん】しか考えられません
五月の頭に彼女達に出会ってからというもの、もう彼女達の事で一時期は頭がいっぱいでした。
300人のワンマンライブも成功させてこれから1000人規模にどんどん大きくなる彼女達に不安も無い訳じゃないですが、これからもずっと応援していきたいと思います。
生ハムと焼うどんに対しては、思い出や好きな寸劇含めてまた年末にでも書きたいと思います。
アイドルと接触しない自分が彼女達にお金を落としているって事実が全てだと思います。

次に『アルバム部門』※全て2ポイントで投票

1位 【3776】ラブレター
先程も書きましたが、この作品が発売された瞬間に、このアルバムが1位になるのは決まってしまいました。もう何から何まで衝撃でした。
音源よりライブの方が素晴らしいというのはアイドルではよくある事なのですが、ライブも素晴らしいけど音源はもっと素晴らしい!そんな風に思ったのはもしかしたら初めての出来事だったかもしれません。そもそも、ライブと音源でトラックや曲の構成が違うんですから!そういう意味でこの作品は、音源を買う喜びというのを実感させてくれたような気がします。
後作『3776を聴かない理由があるとすれば』も評価されてると思いますが、個人的にはこちらの作品の方が好みです。そんな素晴らしいCDが、しばらくはライブ会場と一部の店舗(都内では中野ロープウェイのみ)でしか販売していなかったってのも何だか好きでした

2位 【KOTO】プラトニック プラネット
このアルバムは今年一番聴いたアルバムになるんじゃないかな?新春!TRASH-UP!!まつりでの衝撃的な出会いから、ずっと欲しいと思っていた作品群が一つのアルバムとして作品になり遂に我が家にやってきた喜び。そしてアルバムのみに収録されている最後の曲が・・・このアルバムの曲があるってだけで、もうKOTOちゃんは無敵なんじゃないかとさえ思える良作ばかりがズラリと並んだ素晴らしいアルバムだと思います。
@JAM EXPOの喫茶セトリでのKOTOちゃんのライブは、普段滅多に狂わない自分が久しぶりにおかしくなったライブだったような気がします。次に観れるのはamiina主催ライブか、とてもとても楽しみです。

3位 【里咲りさ】『THE-R』
CDRで世界を目指す少女閣下のインターナショナル社長、里咲りさのソロ作
里咲りさという人は天才なんじゃないか、そうだと思います。間違いなくメロディーメーカーとしての里咲りさは本当に天才なんだと思います。正直最初の方のトラックは小池美由のパクリっぽくて苦手なんですが、聞き込んでくうちにその曲ですら愛おしくなるという。そう、この作品には“愛おしい”が沢山詰まっているんです。
デモやアカペラの使い方も秀逸だし全てが愛おしい、それは里咲りさという人のキャラクターを知っているからこそってのもあるとは思うんですが、その愛おしさが音楽を通じてこちら側に飛び出してくる、そんな作品だなと思いました。

他には候補として【V.A. 『アイドルばかりピチカート -T-Palette Records×KONISHI yasuharu-』】【あヴぁんだんど 『ピクニック at nerd park』】【RYUTist 『RYUTist HOME LIVE』】【Jumpin' 『JUMPIN OF THE BEST!!』】【3776 『3776を聴かない理由があるとすれば』】などがありました

『インディーズ/地方アイドル楽曲部門』※全て2ポイントで投票
この部門は本当に悩みました、年末に個人的アイドル楽曲大賞2015BEST50を発表すると書きましたが、ほとんどがこちらの部門からのノミネートですからね
ただこうやって時間が無いながら投票した結果を見ると、順当なランキングになったなって思います。

1位 【KOTO】シンデレラ症候群

KOTOライブDVD~現実逃避なSeventeen~@WOMB【全曲トレーラー】(3:04から)
この曲に関しては前回の記事シンデレラ症候群の話。で溢れる想いはだいたい書いちゃったから、もう書く事も少ないんだけど
やはり今年一番聴いた曲だし、たとえどんな思い出になろうともこの曲で盛り上がった事実は消えないから。そりゃ奇麗な思い出に戻りたいなとは思うけど、未だどうなるかはわからない不安でいっぱいなので
完全に曲の評価とは一線を画してはいると思うけど、アイドル楽曲に関しては思い出によって評価が変わるってのは良くある事なのでお許し下さい。2位もそうだしな……


2位 【生ハムと焼うどん】ツイテール

生ハムと焼うどん『ツインテール裏切り行為』編
阿佐ヶ谷ロフトAの三曲目でこの曲を聴かなかったらここまで彼女達にハマる事もなかったかもなぁ……っなんてて今は思います。それぐらいこの曲との出会いは衝撃的だったなって。
正直音源はおめかしした“よそいき”仕様なんでライブで感じる勢いはパッケージされてないんんだけど(彼女達の煽りあってこその曲の魅力だと思うので)、それも音源としての魅力かなって思います。なんだかんだ彼女達の曲で一番好きって事実は変わりません

3位 【3776】時空ラブレター ~アフター大噴火の世界の君へ~

3776(みななろ) Season#3.1 #3 @ 青山 2015.09.26(Sat)【4K】(26:51から)
さて、この曲はどこから説明すればよいのか…
この曲ほどライブのと音源の違いに驚いた事は今まで無かったと思います。そりゃライブも素晴らしいんですが、その素晴らしい曲がまさか20分越えの超大作になってるなんて……初めてCDを手にした瞬間の自分が今でも思い出されます。
なぜかこの曲がそこまで好きなのか、ライブで観た3776『ラブレター』収録曲ではこの曲が一番好きでは無かったんです。じゃあなぜこの曲に投票したのか?
それはラスト8分のラブレター部分(勝手にそう呼んでる)が好きだからですかね?
中田ヤスタカのCAPSULEを彷彿させるキラキラとした四つ打ちのあの部分を初めて聴いた時には軽く涙が流れましたからね。涙は嘘をつかない。
よって動画は参考までにという感じです

4位【里咲りさ】 The day before sixteen(仮) ~2008年夏 2センチの恋原曲~

里咲りさ@秋葉原神タワー "The day before sixteen"
『2センチの恋』も素晴らしいんですが、アコースティックギター一本で奏でられるこちらの原曲verの方が、よりいっそう切ない甘酸っぱさを感じられるような気がして好きです。
なにより最高なのがCDに収録されてるのがこの動画の音源そのままってのが最高なんです。
さすが、CDRで世界を目指す里咲りさ
今ではDTMの普及により素人でも簡単にたいそう立派な作品を作れる時代になりましたが、こういう宅録っぽさを残している作品に惹かれる自分がいます

5位 【あヴぁんだんど】てのひら

2015 7/ 1 新宿ロフト あヴぁんだんど LIVE
なぜかここ最近急にハマりだしたあヴぁんだんど、なんでなんだろうと考えた時に、憂いや切なさを感じるアイドルソングが自分は好きなんだなって再認識させられました。ひたすら明るいだけのアイドルソングを歌うアイドルの裏での悩みを考えると……それはそれで楽しいんですが笑
やはりアイドルなんてゲスい商売なんだからこそ、そういう悲しさを歌ってほしいななんて思うところがあります。
まぁ、完全に自分の今の心情と上手く重なっただけのような気もしますけどね笑
あヴぁんだんどの曲はどれを投票するか本当に迷ったんですが(今の気分なら確実に『点滅ばいばい』だし、曲の責め度で云ったら『西鶴一代女』だし、『勝手にしやがれ』はぶち上がれる曲だし、好きな曲調なら『あヴぁんだんど funny bossa mix』だし)
自分が最も苦手な曲調、最もテンションが下がる曲調、最も馬鹿にしてる曲調とするアイドルマナーに沿ったこの曲に投票したくなりました。
だって、こんな苦手な要素満載なのに聴いてたらテンション上がるんですから!!!
あヴぁんだんど、来年はもっと観たいなぁ……好き

『メジャーアイドル楽曲部門』
1位 【スピカの夜】SPICA(3.0ポイント)

[MV] スピカの夜「SPICA」
メジャー部門はこの曲以外には投票したくないぐらい好きな曲です。
さくら学院卒業以来久しぶりに登場した“らうちゃん”にこの曲を与えてくれたアミューズには感謝しかなかったです。あの時の嬉しかった気持ちは今でも忘れません。
ちょうど同時期のさくら学院本体へのモヤモヤした気持ちがあったからこそ、余計に嬉しかったなぁ~
出きればCDという形で出してほしかったのと、後続の曲への不満などもありますが、MVの出来(今年一番好きかも)も含めて全て最高でした

2位 【五五七二三二〇】半世紀優等生(2.0ポイント)

五五七ニ三ニ〇 『半世紀優等生【MV Full Ver.】』
武道館以来のエビ中にこんなにテンションが上がった事があっただろうか?
コンセプトも曲もMVも最高で、エビ中のこういう所好きだよな、校長のこういう所好きだよな、いやむしろ言わせてくれ「校長大好きだ、校長俺だーーーーーーーー!」@JAM EXPOも号泣したぜ校長!
おっと、曲の評価からだいぶ離れていますね、もはやエビ中の評価ですら無くなってるような気もしますが……
なんというか、久しぶりにテンション上がったんですよ。ココナッツサブレも買いましたしね。
ただ一つ言わせてくれ
KenKenさん、エビ中にこんな素晴らしい曲を提供してくれてありがとうございます。でもさくら学院には・・・おおっと!そこまでにしておけ!
ここのコメントだけおかしくなってるとは思いますが、それぐらいテンション上がる曲って事で多めにみてください。

3位 【さくら学院】ご機嫌! Mr.トロピカロリー(2.0ポイント)

ご機嫌!Mr.トロピカロリー
去年度、曲や運営方針全てにモヤモヤしたさくら学院への気持ちを最後の最後に打破してくれた曲
この曲聞いてれば全て忘れられるし、さくら学院の曲では珍しいDJで使える曲の登場が嬉しかったです。この曲がミニパティの曲でも良かったのでは?

4位【さくら学院】 君に届け(1.5ポイント)

君に届け
毎年卒業シーズンになるとさくら学院では切ない曲が発表されるんですが、去年度のこの曲はいまいちピンときてなかったんです。
でも、この曲を歌って踊る今年度のさくら学院を観た瞬間に涙が出てきてしまって……
去年度のモヤモヤを消化してくれるのと同時に、曲を成長させてくれた今年度のさくら学院に感謝しました。
「やっぱりさくら学院が好きだし、去年度のさくら学院もやっぱ好きだよ」そう思えさえしました。そんな思いで今この文章を書いています。
今日・明日はさくら学院5周年ライブ、どんな素晴らしいステージをみせてくれるのかな?
今年度のさくら学院にも、今までの卒業生にも、この言葉を贈りたいと思います。
史上最高のアリガト!

5位 【Cheeky Parade】片想いファクトリー (ボサノバVer) (1.5ポイント)

「Cheeky Parade「片想いファクトリー~ボサノバ ver~(Kataomoi Factory~Bossa nova ver~)」/official live movie」
ブラジリアンミュージックが好きなんです、ワールドミュージックと呼ばれるジャンルが好きなんです。そんな曲調をアイドルが歌うなんて最高じゃないですか!
どうせ糞だろうと思ってた自分がこのクオリティーには白旗をあげました。
今年アイドル楽曲大賞の投票によって見つけた作品です。
こういう事があるからアイドル楽曲大賞は面白い、そう再確認した曲です。


アイドル楽曲大賞は投票するまでが楽しい
なんて言ってた自分が居たんですが、今年はその部分に関してた全然堪能できていないので、個人的アイドル楽曲大賞2015BEST50にご期待ください。
いったいどんな素晴らしいアイドルソングが潜んでいるんですかね?
楽しみでしかたありません。ノミネートされてない、あの曲やあの曲ももう一回聴き直してみよう。
いやーアイドルソングって本当に素晴らしいものですね