扉が閉まる速度が遅いエレベーターってありますよね。
そんな速度が遅いエレベーターで、先程起こった出来事をありのまま話します。
エレベーターの中には六人の人が乗っていました。
俺、男性、親子、女性(普通)、女性(サイコ)の六人です。
配置位置は扉側に俺と男性、真ん中には親子、そして後ろ側に女性が二人。
親と子以外は面識が無いとみられます。
エレベーターの中って一種特有な感じが漂っているが、今回も例に漏れずなんだか微妙な空気が流れていました。
早く降りたい、俺はそう思っていました。
いや、彼もそう思っていたに違いない。
下りエレベーター、大半が一階で降りるんだろう。
しかし四階が光っている。
四階に到着すると親子が降りました。
「速く降りろ」と心の中では思っていたが、子供のフラフラ歩きに癒されて何だか許してしまったのが現状です。
そして何より、その子供がiPadで何かをやってたのが物凄く可愛かった。
子供(乳母車があるのに歩いてる)が持つとiPadも大画面だなぁ…
癒される。
しかし、平和はここで終わりを遂げます。
親子が降りきっても中々閉まらないエレベーターに、「閉」ボタンを押そうとした瞬間、自分と反対側の男が「閉」ボタンを押しました。
しかし半分閉まりかけた扉の前には(後にサイコだと知る)女性が…
この瞬間エレベーター内に居た誰もが「お前も降りんのかよ!」そう思ったに違いありません。
エレベーター内に居た誰もが、その女性を心のなかで罵倒していたに違いありません。
けれども、それは一瞬にして撤回されます。
誰もが「怖い…」そう思ったのです。
「サイテー」(男性を睨み付けながら)
ええええええええええ、どういう事?
わざと閉めたと思ってんの?
だとしたら怖すぎるんだが。
被害妄想相当上級者、今すぐ用意せよ救急車。
ここで終わればよかったんです・・・
閉まりかける扉
女性の視線はこちら
取り出すカメラ(携帯)
接写されるは奴だ
ええええええええええ
何と、自分の目の前に居た男は写メにおさめられてしまったのです。
Twitter?ブログ?Facebook?mixi?グリー?モバゲー?
ねぇねぇ、何処に投稿すんの?
もう異常な行動過ぎて、なんだか笑えてきてしまいました。
楽しみにしてやっと観れた、映画『ムカデ人間』の内容も吹っ飛んでしまった程です。
でも待てよ、あの時俺が「閉」ボタンを押していたとしたら…
わ・わ・わ・笑えない…
ジワジワと沸いてきた胃の痛みは、朝から何も食べてないのが原因ではない筈です。