泣きたい時?に読んで下さい3 | 今酔の肴

今酔の肴

不定期更新




http://www.youtube.com/watch?v=hdbnTqF2aGs

学校なんて行く気がしなかった
このまま一緒に居たかった、でも姿を見ているのが辛かった

嗚咽が止まらない身体で教室で泣く
周りの目線が気になるけど、どうしようも出来ない
泣くのを止めようとしても、思い出が邪魔して涙が止まらない
これは自分なのだろうか・・・
涙は止まらない

また、おもいっきり抱き抱えたい・・・
シッポを掴んで苛めてあげたい・・・
嫌いなネズミをイライラしながら片付けたい・・・
一緒に布団で眠りたい・・・

気がついたら家に帰っていた
家族に連絡したかもわからないまま、家族を待った
一人で見る事何て出来なかった・・・






一人、一人声を掛けながら土を掛けていく
最後に自分の番が訪れるも、口を開けて声を掛けてあげる事が出来ない
心の中でしか声を掛けてあげれなかった・・・

「 今までありがとう
今日からぐっすり眠れるよ!邪魔する奴がいなくなったからね
今日から落ち着いて夕食が食べられるよ!、おかずを盗む奴がいなくなったからね
今日から毎日が平和になるよ!、世話を焼く奴がいなくなったからね

泣いたってしょうがない、僕頑張るよ!
家に帰って直ぐに”ただいま”が言えなくなるのは寂しいけど、
来年から一人暮らしするなら、これ位慣れないとね
これはお前からの試練だね
僕、頑張るよ!今までありがとう

最後に僕からも試練を
今日から一人で寝なくちゃいけないんだ、頑張れよ!
じゃあね
ありがとうな”ミュウ”・・・」

僕は、アイツを埋め終わると直ぐに受験の願書を出しに行った
その日の夜は布団の中がとても冷たかった




※全部見てくれた方ありがとうございました
自分で再度見返す事はないと思いますが、
あの時の気持ちを忘れない為にここに記しておきます。