私の力 | ライフ@さいはら

私の力

前に広告デザインの会社で、変わった雇われ方をしていたことがあります。


その会社の社長に言われた言葉を今日電車の中で思い出しました。


「お前は、だらしないし、ブスだし、やせろって言ってもやせないし、仕事もできないし、ひっちゃかめっちゃかだけど、ある部分が抜群に飛び抜けていい。その一部分がお前の悪いすべてを吹っ飛ばすバワーがある。だからお前がいい」


仕事をすることがつらくて、自分のふがいなさに落ち込んでいたときに言われた言葉。むかついたけど、かなり救われた。一部分でも認めてくれる人がいることが嬉しかった。がんばろうと思った。



結局、会社から離れたし、それは間違いじゃなかったと思っているけど、でもあの場所で働かせてもらったこと、あのメンバーと出会えたこと、毎日のように泣いてた日々があったこと、すべてを賭ようと思った何かがあったこと、全部全部よかったと思ってる。経験させてくれて、ありがとうと思う。


私はやりたいことが多く、思いたったら後先のことを余り考えずに動いてしまう。感覚ですべてを捉えている。それでなんとかなると思っている。だから、よく言えばマイペース。悪く言えば落ちこぼれ。


みんなが当たり前に悩まずにやっていることにも、あまのじゃくの目線で見ているし、ふつうなことをふつうにすることができない。

できないことだらけだけど、みんながなかなかできないことができる。それを社長は認めてくれていた。私も自分で受け入れている。


私は自分のいいところを、「平等な目線を心掛けていること」だと思う。誰かの前だけの特別な自分じゃない。いつも、同じ。親の前も、友達の前も、会社でも、いつも基本的な部分は変わらない。


私のどの時代の友達に会って、いろんな呼び方をされていても、キャラが変わったりしない。



社長だからってペコペコしない。理事長だからって言いたいことを遠慮してニコニコなんてしない。


だから、文句あるなら本人にいう。そういうところで安心してもらえていると思う。



私はできないことをふつうにできる努力もしなくちゃいけないけど、自分が持ってるちょっとの力を発揮したり伸ばしたりする努力をこれからしていきたい。



人としての自分を磨いていこう。