リーダーのくるしみ。
なんかさ、いろいろ考えだすと、
何にも言えなくなってくるよね。
責任とか持ち始めると、
ちょっとやそっとじゃ、簡単に自分の気持ち、言えなくなる。
そういうのを、ずいぶん今まで経験してきた。
サークルの代表をやっていた一年間は、
日記も止めていた。
いろんな人に責められる日々が続いたけど、
なるべく攻撃的にならずに、
私に対する不平・不満・愚痴を受け入れるように努力したつもりだ。
みんな責めることばっか得意で、
私は、「誰かのできてないこと」に気づいたら、
そっと自分ができることで力になれることを探せる人になりたい、と強く思った。
「なんてあなたはそうなのー!?」
じゃなく、
「なら、私がこうしてあげるー!」
と明るく言える人のほうが絶対、いい。
今、学生サークルに参加させてもらっている。
何回も活動に参加させてもらっている中で、
あーあー、このかんじ、なつかしい。
という場面も、あったり。
リーダーの、やりきれない気持ちも、
下の学年のやきもきする気持ちも、
痛いほどわかる。
それは、今、私が外にいるから。
サークルって、むずかしい。
遊び、と割り切れるほど、自由じゃない。
かといって、仕事、と言えるほど、責任もない。
プライベートの時間をどの程度サークル活動に割り当てるかだって、
「正しい基準」はない。
わかっているんだけど、それは理解できるんだけど、
みんながそんなんじゃ、形にならない。
リーダーは、何かあるたびに責められるし、
無責任なやつほど、しれっとした態度で他人のせいにしてくる。
(はだかの王様ですよ、と思う)
何が正しくて、何が間違っているのか。
そういうのが、すごく難しい、それが、サークル活動。
でも、貴重な時間なんだよね。
ほんと、今になってわかるけど、
生まれた場所も、時間も、育った環境も、胸に描いている未来も違う、
若い可能性のある若人が、
同じ場所で出会い、同じ時間を共有し、同じことを想い、同じ活動をする中でひとつになる。
それって、ほんとうにすばらしいこと。
大きな力がある。
ただ、遊んでいるだけの、サークルじゃないほうが多い中で、
もがき、苦しんでいる幹部の人たちも多いんじゃないかな。
「なんでおれだけ…」
「なんで私だけ…」
が、当たり前の世界だから。
今、私は、外からそっと風を送ることしかできないけれど。
でも、苦しんだ分だけ、いつか、
「やってよかった!」と心から思える日が来ることを伝えたい。
みんなから「選ばれた」ということを忘れずに、
自分を見失わないで、がんばってほしいなぁ。