先日、再び「デザインあ展」へ行きました😊
最近は、兼務しているコミュニティー・スペースの企画や、多様な人々が集って創る学びについて考えているため、そのような視点から展示を見ました😊
…たぶん、こんな視点から「デザインあ展」に来て楽しんでいた人はいないと思いますが😓笑
①持ち寄って生み出す〜「マークをつくる」〜
まずはこちら、以前のブログ(https://ameblo.jp/yokomeyagi19/entry-12455783589.html)でも取り上げた「マークをつくる」を紹介したいと思います😊
今回も「マークをつくる」の周りにはたくさんのお客さんがいらっしゃいました😳
この「マークをつくる」からは「持ち寄って生み出す」という言葉をイメージしました💡
1つひとつの個性があるマークが重なって新たなものが生まれていくように、1人ひとりの感性を持ち寄って新たなものを創造していく…。
具体的には、こちらのブログ(https://gamp.ameblo.jp/yokomeyagi19/entry-12437457396.html)でも紹介した、レッジョ・エミリアの幼稚園にて園名を決める際の対話が、この「持ち寄って生み出す」の事例の1つだと思います😊
「この土地に住んでいたおばあちゃんの名前がいい。この土地でみんなを見守ってくれるから」など、1人ひとりがそれぞれの感性を持ち寄っていく。そこで創造されるものは、園の名前のアイディア、そして協力的な雰囲気。
外に教材的なものや明確な活動の方向性がなくても、集った人々の内側にあるものを持ち寄って新たなものを生み出していくような活動や学びの形があるということを改めて発見しました💡
このような活動や学びのキーになるのは「対話」。この対話が生まれるような場面・環境をどう生み出していくかがポイントであるように思います😊
②多角的な視点を重ねる〜「デッサンあ」〜
では、教材的なものや明確な活動の方向性がある場合は、主体的・対話的・共創造的な活動や学びは生まれないのでしょうか?
そのことについて「デッサンあ」という展示を体験することで考えました💡
「デッサンあ」とは、集団で1つのものを多角的な視点からデッサンしていくというもの。
8人の人が中心に置かれたものを囲むような形でぐるっと立ち、それぞれの角度から中心に置かれたものをデッサンしていきます。それぞれのデッサンはスキャンすることでスクリーンに映し出され、それぞれの視点から描いた絵が1つの作品となって表れます😳
↑山梨県立美術館の展示では、山梨にちなんで武田信玄の鎧が真ん中に置かれていました✨↑1人ひとりが違った角度から、この武田信玄をデッサンしていきます✏️
↑私は横向きから信玄をデッサンしました✏️
↑描いた絵はスキャンしていただくと、大きなスクリーンに映し出されます😳
「デッサンあ」は、先程の「マークをつくる」「持ち寄って生み出す」とは異なり予め教材的なもの(真ん中に置かれたもの)と、活動の方向(デッサンをする)が決められています。
では、そこに集う人々は主体的に参加することができなくなってしまうのか、1人ひとりのアイディアや感性を発揮することができないのかというと、そういうわけではないということを実際に体験してみて気付きました✨
「そうか!同じものを見ながらも、それをどう捉えるかは1人ひとり違うんだ。それを持ち寄ることで、新たなものが生まれていくんだ💡」
こうして「多角的な視点を重ねる」という言葉をイメージするに至りました✨
以前、コミュニティー・スペースにて、地域の方々と一緒に、だるまの型を使ってそれぞれの感性を表現するワークショップを開催しました。
↑真っ白なだるまの型を1人ひとりに渡します。「デッサンあ」と同じく、教材的なものや活動の方向性が予め決まっています。しかし…
だからこそ…
↑こんなに多様なだるまたちが出来上がりました😊このように「多角的な視点を重ねる」ような形の活動や学びでは、「共有」「リフレクション」を行うことが大切なのだろうと思います✨
「デッサンあ」では、スクリーンに映すという形で多角的な視点を重ねました。だるま作りワークショップでは、出来上がった作品を見せ合ったり、写真を撮って冊子にしたりすることで、だるまをどのように捉えたかという多角的な視点が重なり、新たな発見が生まれていきました💡
自分1人では見えなかった・気付けなかった視点と出会うことができ、そこからまた新たな活動や学びが生まれるような「共有」「リフレクション」の方法を、今後も考え続けたいです😌
◯まとめ
長くなってしまいましたが、2回目に行った「デザインあ」展のレポートでした📝
その時々の興味や関心によって見え方が変わってくる不思議、そしてその中で見えてきた「持ち寄って生み出す」「多角的な視点を重ねる」というイメージ…大収穫の一日でした✨










