アヴェ・マリアのアンサンブル | 不定期更新ブログ

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同じピアノ教室に通っていて、ヴァイオリンも習っている方とお話していて、ピアノ&ヴァイオリンでアンサンブルをしてみないか、というお話が昨年末に出たのですが、おおよそで選曲したのが、カッチーニのアヴェ・マリアでした。

アヴェ・マリアと言えば、J.S.バッハの「平均律クラヴィア曲集第一巻第一番前奏曲」が原曲となり、シューベルトやグノーが作曲したものがあります。どれが…と言えないくらい、いずれも有名な曲ですよね。

そして、それぞれ元々は歌曲なのですが、カッチーニのアヴェ・マリアは、旋律にとても悲しい雰囲気のある曲で、それをヴァイオリンで奏でると、より一層悲しい雰囲気になります。そして、それをピアノ伴奏で支える…と、何とも「悲しカッコイイ」曲になるのです。もう、これしかない!という感じでお話が進んでいきました。

そして、正月休みに、家でカッチーニのアヴェ・マリアを繰り返し聴いていました。

カッチーニは、ルネッサンス時代のイタリアの作曲家で、バロック時代を切り開いた功労がある、というのはグーグル先生に訊いて何となく判ったのですが、ずっと気になっていたことがあって…それは、「バロックというよりは、エイト・ビートのテイストがありませんか?」ということでした。そもそも、J.S.バッハよりも130歳以上年上なのに、何故アヴェ・マリアの曲名があるんだろうという事が不思議でした。

今日、初レッスンでそれをピアノの先生にお話したところ、バタバタと色々調べて下さって、諸説はあるものの、この曲はウラディーミル・ヴァヴィロフという旧ソヴィエト連邦の作曲家が1970年代に作曲し、カッチーニの名前を使って発表したものだというのは確からしいことが判りました。どうりで、完全にクラシックではなく、いまどき?のテイストがある訳です。

…ということで、アンサンブルに向けてさっそく譜読みを開始しました。

それでは、皆様、今年も宜しくお願いいたしますダッシュ