さて、《家に置くピアノ》について、色々と書いてきました。
今日はグランドピアノについて書きたいと思います。
どんな曲であっても、きちんとメンテナンスされているグランドピアノで適切に練習すれば、電子ピアノやアップライトピアノで練習するよりも表現の幅が広がるのは事実だと思います。
表現の幅が広がる
↓
楽しい!もっと弾こう!
↓
さらに表現力が増す
↓
もっと楽しい!もっともっと弾こう!
こんな相乗効果になるはず。ただしこれはあくまでも、
きちんとメンテナンスされている楽器で、
適切に練習する場合です。
私はこれまでにコンサートホール以外でも様々なグランドピアノを弾いてきました。
音楽大学や楽器店の練習室のピアノ
個人宅のピアノ
サロンのピアノ
極めつけは、タングルウッド音楽祭で広大な敷地の中に点在する掘っ立て小屋(=練習室)に、ほぼ野ざらし状態のピアノ
この中には、置かれた環境のせいで可哀想な状態になっているピアノがいくつもありました。
タングルウッドの掘っ立て小屋ピアノはその極端な例。音楽祭の調律師によると、ピアノの中にネズミの巣が作られていたとか。。。
ピアノは、中身は精巧な精密機械のようだけれども、木で作られた生き物です。置かれた環境によって変化します。
温度と湿度の管理が大切なのです。
〈アップライト編〉では、「楽器が生きている」ということで、家にアップライトピアノを置くならペットを飼うのと同じと例えました。
グランドピアノはもっとお金がかかるし(購入はもちろんのこと、その後も調律などのメンテナンスや防音の設備など)、それこそ大型ペットかな?
高価な競走馬のサラブレッドを飼育する、みたいな???
そして、適切に練習する、ということ。
きちんとメンテナンスされた高価なグランドピアノが家にあっても練習しなきゃ上達しません。
そして練習の方法がとても大切!
不適切な練習をするくらいなら、電子ピアノやアップライトピアノで適切に練習する方が格段に上達します。
というわけで、《家にピアノを置く場合》その1からその3まで書いてみました。書いているうちに、次は練習方法について書きたくなってきた!これは深いテーマなので、折にふれて書いていこうと思います。
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