早いもので。
一年前、一歳児の頃は心配する程口数が少ない子だったのに、二歳の誕生日を境に、突然くるくるとよく喋るようになり、とても驚かされたのをよく覚えている。
娘は、この一年で随分と成長した。目の前で、一日一日、日々進化して行く過程を見守るのは、この上なく衝撃的な体験の連続だった。
僕も、親として、人間として、娘のおかげで大きく成長させて貰った。子供が居なかったら、一生分からなかったであろう事がたくさんあった。
そんな宝石のような、貴重でキラキラした二歳児が終わると思うと、なんとも言えない寂しさがあって、パーティの日の夜には、人知れず泣いた。
僕が小学生の頃、一気にまとめて来る夏休みが勿体なくて、少し取っておいて有給休暇のように好きなときに使えたら良いのにと思った。
二歳児の娘も、二週間分くらい保存しておいて、将来思春期になって父親に見向きもしなくなった頃に、一日ずつ引き出して使えたら良いのにと思う。
今朝は改めて家族みんなでハッピーバースデイを歌って、三歳の誕生日をお祝いした。
三歳児の一年も、そんな素敵な一年になりますように。