大千秋楽 | よこけんの右往左往

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「よこけん」こと、 ミュージカル俳優、横沢健司のひびを綴った日記です。

 足掛け二年に及ぶ新演出版『エリザベート』が幕を閉じた。どの舞台も千秋楽は感慨深いものがあるが、かなりの時間と労力を注いだ作品だけに、みんなその想いも一入だったようだ。

 個人的には、新しい役を貰い、新しい共演者に刺激を受け、そして新しい家族に人間としてたくさんの事を教えて貰った、一回りも二回りも自分を成長させて貰った、とても貴重な二年間だった。きっと自分だけでは、こんなにいろんな事に気付けなかったと思う。出会った全ての人、出来事に、心から感謝したい。



 劇場に足を運んで下さったたくさんの皆さま、出産祝いやその土地の美味しいものなど色々な楽屋見舞いを下さった方、楽屋口でお声をかけて下さった方々、公演チケットのご予約をして下さった方、僕の滞りがちなブログを読んで下さった方、メールやブログに応援や励ましのコメントを下さった方々。

 皆さまに支えられて、充実した舞台生活を送り、本日無事に、千秋楽を迎える事が出来ました。本当にありがとうございました。

 次の舞台の稽古が始まるまでは、普通のお父さんに戻り、子育てに精を出したいと思います。


 しかし、舞台というものは、決して終わることがありません。千秋楽が来て、幕を降ろすだけです。また幕が上がれば、そこには変わらぬ素晴らしい世界が待っているのです。

 再び劇場でお目にかかる日を、一日千秋の思いで楽しみにしております。

 横沢健司