ラウシャー大司教は、聖職者ながら、教会を襲う過激派を弾圧、粛清して下さいと言う、なかなかの強硬派。恐らく実働部隊として我々が動いている事もあり、気が合い仲が良い。
グリュンネ伯爵は、演じているGOさんに聞いたところ、実在の人物でちゃんと名前も出てくるが、実際に宰相っぽいポジションだったかは分からないとのこと。我々諜報部は、グリュンネ伯爵派で、懐刀として暗躍しているであろう事もあり、こちらとも仲が良い。
同僚のヒューブナー男爵については、ちょっと思うところがあるのでまた別の機会に譲ることにする。
さて、と言う訳で、タイトルの通り犬猿の仲なのはこの人、シュヴァルツェンベルク侯爵。この人も実在の人物で、なんとウィキペディアにも載っている。首相まで務めた文武両道の名政治家のようだが、劇中では、融通の利かない軍人という風である。
僕の大好きなアメリカのドラマでは、CIAとFBI、CIAと軍は常に仲が悪い。やはりそこからのイメージで、軍と警察の最高責任者の公爵とは犬猿の仲なのだ。今日も、謁見の間に駆け込んできた一般市民を見て、その警備体制の甘さをせせら嗤うのである。
ただ、そんな公爵とも『紳士の社交場』でだけは、とても仲が良い。
男の性である。