風呂上がりにイチゴを四、五粒、それをさらに四つに切ってお椀ごとあげると、たどたどしく手掴みで食べるのが日課だった。その習慣のおかげで、空いた器を返しに来るようにもなった。
イチゴの時期が過ぎると、酸っぱいのが苦手らしい娘は柑橘系にははまらず、しばらくデザートタイムはお預けになったのだが、次にお気に召したのはさくらんぼだった。初日に頂戴した沢山のさくらんぼ、娘と一緒に美味しく頂きました。ありがとうございました。
そして今、時代はメロン。どこかで食べさせて貰ったメロンがとても美味しかったらしく、「メロン」という言葉までしっかりと覚えていた。
頂き物を真っ先にあげるので、舌が肥えて困ってしまう……。