この日はいつも特別だが、三ヶ月やった舞台となると、一層感慨深い。稽古含めて四ヶ月以上苦楽を共にした仲間とも、一旦お別れ。次に集結するのは、一年後になる。
今日の課題は、いつも以上に普段通りやること。客席の熱気に浮かされたり、公演と同時進行で進む裏の撤収作業に惑わされないこと。二幕になる頃には、ぎっしり詰まっていた衣装ステンダーがガラガラになる。千秋楽らしい光景とも言える。いつもこれを見て、本当に終わるのだなと実感する。
最終日はあいにくの空模様。雨らしいとは聞いていたけど、最後にもう一走りしたくて、荷物になるけどジョギングシューズは楽屋に置いてきた。
今回の公演は、このジョギングにどれだけ助けられたか分からない。
ちょびっとだけでも止んでくれたら、気持ち良くラストジョグに行けるんだけどなー。