始まった頃には、そのうち皮膚がはがれるんじゃないかと心配していた鼻の下も、その後肌にあったクスリが見つかり、完治はしないものの今に至るまで小康を保っている。
でも本当にギリギリのバランスみたいで、テープを貼っては真っ赤になり、クスリを塗って痛みが止まる、というのを毎日毎回繰り返している。
この一ヶ月くらいの僕の鼻下は、ヒゲが貼ってあるか、クスリでテカテカになっているかの、どちらかの状態しかなく、同部屋のはらしんにはいつも突っ込まれる。
はらしん「よこさん、なんでハナミズたらしてんの?」
よこけん「たらしてねっつーの」
昭和の子供か。
楽屋や自宅ではテカテカだが、流石に外では恥ずかしいので、ある程度落としてぱっと見分からないくらいにはしている。
が、昨日の帰りはついうっかり忘れて、大盛りのテッカテカの状態で家路についてしまった。
どうも、楽屋口にいる人々が、今日はやけにみんな笑顔で微笑んでくれるなーと思ったら、ハナミズたらした子だと思われていたのか……。