皇居の周りを走っていると、「25時間耐久マラソン」という看板が目に入った。
なんて過酷なマラソン大会だろう!
100番台のゼッケンの人もいるし、かなりの人数が参加してる様子。
ジョギングが流行っているとはいえ、真夜中も皇居を走り続けるなんて、凄いことだ。とても真似できない。
と思っていたら、給水所の張り紙をよく見ると「2.5時間耐久マラソン」だった。
これなら明るいうちに帰れそうだ。良かった……。
体力と脚の筋力がついてきて、コンスタントに走れるようになってきた。
特に今の時期は気持ちいい。熱中症には気を付けなくてはいけないが、天気が良くて花粉が飛んでないだけで幸せな気分になる。
僕がジョギングをしているのはダイエットのためだが、ジョギングは本当にみんなに勧めたい。
というのも、チンタラ走るだけで、様々な効果があるからだ。
「有酸素運動で脂肪が燃焼する」なんてのは一番後回しにしてしまう。
先ずは「足腰が強くなる」。
何もムキムキの筋肉を鍛える必要はない。ようは、自分のウエイトを支えられるだけの筋肉があればいいのだ。
最初は膝が痛くなるかもしれないが、元々脚の筋肉は大きいため、ゆっくり少しずつならして行けば、すぐにバランスよく成長してくれる。
そうなれば日常生活でフットワークが格段に軽くなるし、他のあらゆるスポーツもやり易くなる。基礎代謝もすでに増えているはずだ。
そしてなにより、というか僕の走る目的の七割くらいがこれだと言ってもいいが、「セロトニンが出る」。
日光に当たること、リズム運動をすることで、心のバランスを整える神経伝達物質、セロトニンが作られる。
このセロトニンは、ノルアドレナリンとドーパミンを制御してくれるので、「やる気ホルモン」「幸せホルモン」なんて呼ばれたりもする。
さらに、夜になるとこれがメラトニンになるので、よく眠れるようになる。あらステキ。
なんせ普段は劇場に直行、暗くなるまで建物の中、の生活を送っているので、セロトニンが枯渇していても不思議じゃない。
セロトニンが減るとうつになったりもするそうで、心身共に健康になるためにセロトニンがとても重要なのだ。
だから当然、ウォーキングでもいいわけだが、元来出不精の僕には、皇居一周の目標と達成感がちょうどいい。
せっかくの帝劇公演、残りもコンスタントに走って、皆で健康になりたいものです。