ふと朝五時に目が覚めて、なぜかバッチリ目が冴えていたもので、ゲームでもやってみようかという気になった。
ケータイのゲームは今でもチマチマやっているが、据え置きのゲーム機など、いつから使っていないか最早記憶にない。
いや、むしろ毎日活用はしているのだが、それはDVDプレイヤーとしてだ。
こまを起こさない様に小さな音量でやらなくてはならないが、何か派手なやつがいいなー、と、ご自慢のコレクションを漁っていると、忘れかけていた様な名作ゲームが次々出てきて、本当にワクワクした。
小学生の頃、ゲーム屋さんでおこずかいを握りしめて、棚に山程陳列されているカセットから、最高の一本を吟味している様な、懐かしい気分。
……だが、パッケージを見て「アレもいいコレもいい、ヤホ━(゚∀゚)━イ!」とやっているうちに、いつの間にかそれだけでお腹いっぱいになってしまった。
これは何だ。
ただ大人になったからというだけではない。ギタギタにサシの入った牛肉を見て「見ただけで胃がもたれる」と言うが如く、これは心の老化ではないだろうか?
そういえば、ここ数年読書量が大幅に減った。
大人になって、目新しいものが減ってきたり、目が肥えて満足できるものが限られてきたのも事実だろう。
だからと言って外の世界から刺激を得ることをやめてしまったら、あっという間に脳や心が老化してしまう気がする。
心の瞬発力は常に鍛えておかなくては。