1950年頃には男女とも約60歳が平均寿命であった時代から、男性の平均寿命は80歳を超え、女性は87歳まで延伸しました。

 

人生100年時代ともいわれていますが、喜ばしいことばかりではありません。

健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活ができる期間」、

誰の助けも借りずに生活できるという「健康寿命」については、男性72歳、女性75歳という報告があります。


 

この健康寿命と平均寿命の差が拡大すると、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。

 

近年、この差がどんどん広がっているというのです。

この差をいかに埋めるかが、人生100年時代といわれてきている昨今の課題となりそうです。

 

誰もが健康で長生きをしたいと思うものです。そのためには、私たちの食事習慣を見直すことでそのヒントが得られます。

「健康経営」を行うために改めて「健康」についての動画セミナーをお盆期間中に受講したので、まとめてみました。

 


 少しくらい太ってた方が

健康的❗️、なんでもたくさん食べる人は魅力的‼️なんてことは大きな勘違いということがわかります。

1 「太る」→「老いる」→「病む」の仕組み

 

三大栄養素はたんぱく質脂質炭水化物です。

バランスよく摂取しているならば大丈夫ですが、現代人は炭水化物が摂取過多と言われています。

 

炭水化物には、甘いものやイモ類に含まれる糖質がたくさん含まれています。

糖質をたくさん摂取することで、肥満につながります。

 

余った糖は、以下の順番で体に蓄えられます。

 

糖の貯蔵倉庫

血液中 20g

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筋肉 150g~200g

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肝臓  200g~250g

これらの処理はインスリンによって処理されます。あふれたものが脂肪細胞にため込まれていきます。

 

糖が悪いのではありません。

糖度の高い高GI値食品や炭水化物を大量に摂ると、血糖値が急上昇します。


そのため、過剰に摂取したり、血糖値が高くなる食事をとりすぎることがよくないのです。

炭水化物の吸収速度を表す指標をGI値(グリセミック・インデックス)といいます。

 

 

上がった血糖値は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンによって急激に下げられます。

血糖値が緩やかに上がり、緩やかに下がる場合は問題ないのですが、

急激に上昇したり、インスリンによって急激に下降したりするようになると、

血糖値の乱降下で気分のムラや、肥満につながりやすくなります。

 

さらに、血糖値を下げる効果のあるインスリンが分泌されないとなると、高血糖が続くので、糖尿病になる、ということです。


 

GI値が高い代表的なものは「上白糖」(白砂糖)です。

この白砂糖、私たちの日常口にするものの中に含有率は案外多いものです。

角砂糖の個数に例えると、

ドクロ梅干しのおにぎり 12個

ドクロ天丼 43個

ドクロポークカレー 36個

ドクロうどん(生麵・ゆで)14個

ドクロ豚骨ラーメン 22個

ドクロメロンパン 22個

ドクロオレンジジュース 7個

白米、パンに含まれる炭水化物の多さがポイントですね。

また、果実を液体にしたジュースも飲みやすい反面、実は多くの砂糖が含まれているということがわかります。

 

 

2 体の老化を引き起こす「糖化」

さらに、老化を促進する要因として注目されているのが「糖化」です。

活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われているのに対して、糖化は「体のコゲ」と言われています。

 

糖化は食事からとった余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させる現象をいいます。

 

糖化することで最も恐ろしいものは「血管」です。

糖化によってつくられるAGE(糖化最終生成物)は内臓をはじめとする体内組織に作用して、多くの病気の原因となります。

代表的なのは、

動脈硬化や白内障です。血管に糖が付着することにより血液の流れが悪くなる、という感じですね。

 

この体外から摂取するAGEは含有量がそれぞれの食品ごとに大きく違います。


 

 

加工肉はよくない、とよく言いますが、それはそのはず、ベーコンは圧倒的にAGE含有量が高いです。

 

3 まとめ 「健康」で「老けない」体を作るには

プロテニスプレイヤーで超有名なジョコビッチ選手が、このことについて本を出版されましたね。

以前からグルテンフリーの食材を摂取していると聞いていましたが、

どうやら世界の有名アスリートはグルテンフリーは常識のようです。

「ノバク・ジョコビッチの生まれ変わる食事」


これから食事習慣を見直そうと思う方はぜひ読まれるといいと思います。

 

巷には、「老けないサプリメント」や「ダイエットサプリメント」の広告があふれています。

これさえ飲めば「痩せれる!」or「若返りできる!」or体の調子が良くなる!と錯覚します。

超魅力的な商品ですし、私も何度も試しています(;^_^A

が、

サプリメントはあくまで栄養補助食品なので、食事の代わりにはなりません。

たとえ様々なサプリメントを飲んでいてもケーキのような甘いものや間食を毎日食べていて健康状態を保てるといったら

やはり不可能と言わざるを得ません。

 

すべて「糖」が悪いというわけではありません。

糖そのものは、体のエネルギーとなる大切な栄養素ですから、必要以上に摂取しないことが重要です。

具体的には、

・急激に血糖値を上げない食事をする

・GI値の低い食物を食べることを心掛ける

・糖化したものを食べない(焦げた食物、こんがりしたもの)

・代謝能力を高め、AGEを排出する運動を定期的に行う。

 

いかがでしょうか。

つまり簡単に言うと、偏らない食事を家で作ったもので食べ、量も腹八分目にして

たまには全く食べない日を設けて、運動を習慣づけるということですね、

 

ところで、ダイエットのために5月ごろから加圧トレーニングをはじめました。

 

加圧トレーニングは脚とて腕の付け根にベルトで圧力をかけて、血流を制限しながら行う筋力トレーニングです。

筋肉内の低酸素化させることで短い時間の筋肉トレーニングができます。

上半身の筋肉はつきやすいので二の腕がこんな感じになりました。

私の上腕二頭筋、ようやく生存確認できました。

まだ、生存確認ができた、というレベルですが…

 

下半身の筋力はつきにくいですが、ここがつくころから脂肪燃焼が本格化しますので、あきらめずにトレーニング励もうと思います。


体重はまだまだ落ちません(涙)