コロナ禍で加速したもの。

 

・マスク必須社会

・町中に消毒液

・デジタル化

・テレワーク、働き方改革(働く場所、時間を選ばない働き方)

・テイクアウト激増

・ZOOMが浸透、オンライン会議

・とにかく人が大勢集まる会議やイベントは中止

・アルコールは店じゃなく家で飲む

・ありとあらゆること自粛、旅行はもちろん自粛

・通販サイト利用率アップ


 便利になったなあと思うものもありますが、精神衛生上的には圧倒的に受け入れ難い世の中になったものも多く、ストレスフルが加速した社会も生み出しています。

かつて、会社や人間関係で被ったストレス発散法である、

同僚や友人たちとの外食や飲み会、カラオケ、ライブやイベントの参加といった楽しみは

感染予防の観点からこれらすべてが制限がかかり実践が難しくなりました。

 

ではどうすればいいんでしょうか・・・?

 

週刊東洋経済に「脱・ストレス」と題したトピックがありましたので私見を入れてご紹介します。

 

ストレス解消法では、

「脳」「睡眠」「運動」食事」の四台要素に焦点をあて改善策を紹介されていました。

その中でも、「脳」を整える方法に焦点を当ててご紹介します。

 

自分の意識を「今」に向ける「マインドフルネス」が世界規模で広がっています。

※週刊東洋経済2021.2.27より


今の気持ちや状態を自覚し、受け入れる活動を指します。それによりストレスを減らし目の前のことに集中することができる、というものです。

マインドフルネスの本場、アメリカでは「今ここ」に意識を向けるトレーニングの実施がさかんで、中でもGoogleが有名です。

日本でも、Yahoo!やカルビーでも実施されているようです。

 

企業がこぞってマインドフルネスを導入するのは脳科学から見ても有効視されており、

「脳の過剰な活動を抑え、疲れを軽減する。続けることで脳の構造に変化が起き、記憶や集中の部位が強化される。(精神科医 久賀谷亮氏)」。

 

具体的なマインドフルネスの手法は以下の通り。

※東洋経済 2021.2.27

 

ざっと見ると、「こんなことで対人関係のイライラがなくなるんかい!!」と突っ込みを入れたくなりそうですが、

マインドフルネスとは、

今の自分の状態に意識を向けて心を整える技法であり、

「自らの体験(自分自身をとりまく環境や自分自身の反応)にリアルタイムで気づきを向け、評価や判断を加えずにそのまま受け止め、味わい、手放すこと(臨床心理士 伊藤絵美氏)」と定義としており、

①自分の思考や感覚を観察すること

②評価や判断はしないこと

③一つ一つの体験を丁寧に

感じ取ること

④どんな体験もコントロールしないこと

という客観的な感覚を鍛えることとわかります。

「感覚」を鍛えることなのですね。

 

この中で①自分自身の思考を観察することのツールとして私自身は読書をしています。

 

悩んだり辛いときに、人と話すということもあるのですが、ビジネス書、心理学の本が多いです。

 

アドラー心理学は中でもお気に入り。

アドラーから出発したビジネス本は共感を得ることが多かったです。


 

しかし、ただ読書をしていると、自分が感じたことはは他人はどう感じたのだろうと考えることがあります。

同じ本を同時期に読むことは稀ですが、

読書をした人たちが集って、その気づきをアウトプットする「読書会」があります。

 

全国で一番大きな読書会組織である名古屋発祥の「猫町倶楽部」。

 

コロナ禍になってからはオンライン化となりましたが、ぜひリアルで参加してみたいと前々から思っていました。

 

この猫町倶楽部の代表的メンバーである中宮崇


さんとお会いする機会が先週ありました。

 

中宮さん、この猫町倶楽部ではとても有名な方です。

読書量の多さはさることながら、個性的なキャラクターの人気者。

彼をさらに有名にさせたのは、

ルポライター中村敦彦さん、漫画家桜壱バーゲンさんのエッセイ漫画

ルポ 中年童貞」の中で登場したことも影響しています。

※漫画ルポ 中年童貞より。中宮さんのページ。


中村敦彦さんのルポを以前読んだこともあり、その登場人物の方にリアルにお会いし、興味津々と読書会のことや読書の話を聞くことができました。

※猫ポーズをキメてくれた中宮さん。漫画のような怖そうなイメージは全くなく、とても教養が高く、おちゃめな男性でした!

 

中宮さん、常に膨大なインプットの繰り返し、情報の嵐の中で アウトプットをするのは

ツイッターなどのSNS。常に本の中で生きている人なんだなあと感じました。

 

情報のアウトプットの方法は、

ひらめき電球中宮さんのようなSNSなどへの情報発信、

ひらめき電球他者との会話、

ひらめき電球新しいことへのチャレンジ

などがあげられます。

 

これらは先ほど紹介したマインドフルネスの手法の一つでもあります。

 

人と話すことでリラックスできていた人が、コロナ禍により人と会えず苦しんでいることは少なくありません。繊細さん(HSP)ならなおさら。

コロナ禍で加速した「オンラインでの会話」。

マインドフルネストレーニングでこういった新しいツールに慣れる脳トレも必要ですね。